竹で編まれた巨大な爆弾、作家自身の血を用いた扇、図像を消し取られたドル紙幣。メル・チンは50年にわたり、主題と分かちがたい物質に観念を積み込んできた。第12回ヒロシマ賞受賞を記念し、広島市現代美術館で開かれている日本初の個展をレポートする。
連載 中島りか 新しい死者の書 第四回
現代における生と死の概念を手がかりにリサーチを続けるアーティストの中島。第四回は、愛知の実家近くで起きた航空自衛隊のヘリ墜落を入り口にしながらも、沖縄で辺野古、宜野湾、渡嘉敷島、読谷、糸満などを訪れた体験を中心に思考を巡らせていく。

