企画展×福岡現代作家ファイル2026「山内光枝展 潮ノ記」@ 福岡市美術館

 

企画展×福岡現代作家ファイル2026
山内光枝展 潮ノ記
2026年9月8日(火)–12月20日(日)
福岡市美術館 2階近現代美術室B
https://www.fukuoka-art-museum.jp/
開館時間:9:30–17:30(9月、10月の金、土は20:00まで)入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、9/21、9/22、9/23、10/5、10/12、10/19、11/23は開館)、9/24、10/6、10/13、10/20、10/21、11/24
展覧会担当:花田珠可子(福岡市美術館学芸員)
展覧会URL:https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/yamauchi_terue/

 

福岡市美術館では、企画展×福岡現代作家ファイル2026「山内光枝展 潮ノ記」を開催。福岡を拠点に、海に生きる人々の生活や文化に焦点を当てた活動を通じて人間と世界の流動的な在り方を探求するアーティスト、山内光枝の作品を紹介する。

山内光枝(1982年福岡県生まれ)は、2010年頃に素の身体で海辺に立つ海女の写真に出合い、そのしなやかな生命力に満ちた姿に強く惹かれたことを契機に、海とともに生きてきた人々の世界観をより深く理解するため、素潜りや水中での撮影技術を習得し、自らその営みの中へと身を置きながら関係を築き、作品制作を続けている。近年の主な展覧会に、「コールマイン未来構想II うつし、うつり、たちあがるもの」(田川市美術館、2025–2026 ※笹久保伸との共同制作)、「Something So Incredible」(慶南道立美術館、昌原、韓国、2025)、「私たちには(まだ)記憶すべきことがある」(第15回光州ビエンナーレ日本パビリオン、2024)、個展「泡ひとつよりうまれきし 山内光枝展」(対馬博物館、2024)、「水のアジア」(福岡アジア美術館、2023)、「Spinning East Asia SeriesⅡ: A Net (Dis)entangled」(CHAT、香港、2022)など。

 

山内光枝《つれ潮》2018年 映像、サウンド 福岡市美術館蔵
山内光枝《潮汐》2012-2021年 映像、サウンド 福岡市美術館蔵 撮影:山内光枝

 

本展では、対馬の曲(まがり)集落で最後の現役海女を営んでいた女性が、曲の海人のルーツといわれている筑前鐘ヶ崎(現・福岡県宗像市鐘崎)を訪れた数日間に寄り添った長編映像作品《つれ潮》(2018)、山内が長きに渡り交流してきた東南アジアから東アジアの黒潮・対馬暖流域に暮らす素潜り漁を営む人々の呼吸する姿を隣り合うふたつのスクリーンに映し出す《潮汐》などの映像作品のほか、山内自ら海に潜って目にした風景を各地の塩と海水で描いた《潮ドローイング》、潮の流れとともに生きてきた人々との五体を通した営みの継承を写真とドローイングで表現した作品などを出品。さらに、これまでの実践とこれからの展開をつなぐ新たなプロジェクトの出発点に位置付けられる作品も初公開となる。

会期中には、山内がモデレーターとなり、本展出品作品の《つれ潮》や《潮汐》に出演している海女の早瀬千春、松尾美智代をゲストに迎えるトークイベントや、担当学芸員の花田珠可子が本展の見どころを紹介する講座を関連イベントとして開催。また、会期中の9月19日から10月12日までは、「FaN Week 2026」の期間となり、福岡市美術館と同じく大濠公園に隣接するArtist Cafe Fukuokaのグランドスタジオでの「伊藤隆介 / 福博風景考:時を駆ける少女は飛翔の夢を見るか?」(9月19日〜10月12日)、天神のONE FUKUOKA BLDG.の1階グランドロビーでの「牛嶋均 / シアター・オブ・プレイグランド 記憶・身体・検証(仮)」(9月19日〜10月5日)など、市内各地にてさまざまなアートイベントが行なわれる。

 

山内光枝《泡ひとつよりうまれきし》2024-2026年 映像、サウンド 山内光枝所蔵

 

関連イベント
作家と海女さんとのトーク
2026年10月12日(月)14:00–16:00(開場:13:30)
ゲスト:早瀬千春(輪島の海女、《潮汐》出演)、松尾美智代(宗像の海女、《つれ潮》《潮汐》出演)
モデレーター:山内光枝
会場:福岡市美術館 1階レクチャールーム
定員:54名(先着順)
料金:聴講無料
https://www.fukuoka-art-museum.jp/event/235382/

つきなみ講座10月
「山内光枝展 潮ノ記」見どころ紹介
2026年10月24日(土)15:00–16:00(開場:14:30)
講師:花田珠可子(福岡市美術館学芸員)
会場:福岡市美術館 1階レクチャールーム
定員:54名(先着順)
料金:聴講無料
https://www.fukuoka-art-museum.jp/event/235246/

 

山内光枝《seawall/Iwate・Kadonohama#1》2016年 インクジェットプリント/ファインアート紙・アルミ板 山内光枝所蔵
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