コレクション展「海をこえてゆく彼女」@ 横浜美術館

桂ゆき《飛ぶ》1950年 油彩、カンヴァス 145.5×97.0cm

 

横浜美術館コレクション展「海をこえてゆく彼女」
2026年8月1日(土)–2027年2月11日(木・祝)
※ただし、11月24日(火)–12月10日(木)は閉室
横浜美術館 ギャラリー2、ギャラリー3、ホワイエ
https://yokohama.art.museum/
開館時間:10:00–18:00(11/21–22は20:00まで)入館は閉館30分前まで
休館日:木(ただし、8/13、9/24、11/19、2/11は開館)、12/29–1/3
展覧会URL:https://yokohama.art.museum/exhibition/202608_collection/

 

横浜美術館では、「海をこえてゆく彼女」と題した特集コーナーを設け、20世紀以降、国境をこえて活動した女性たちに焦点を当てるコレクション展を開催する。

同館は、横浜が開港した19世紀後半から現代にいたる約15,000点の作品を所蔵し、コレクション展では会期ごとにさまざまな角度からその魅力を発信してきた。本展は、世界を舞台に、しなやかに、そしてたくましく生きた女性たちの創作をたどり、グローバリゼーションのうねりのなかで生まれた作品にやどる生命力を浮かび上がらせる。特集は4つのセクションからなり、「家族とともに」では、海外文化に接した女性画家の第一世代となった作家と家族との関係を、五姓田芳柳五姓田義松吉田博吉田ふじをらの作品を通して振り返るところから幕を開ける。続く「交差するまなざし」では、ヘレン・ハイドマリア・ファーラをはじめ、欧米圏から日本を含むアジアへ渡航した作家たちの作品を紹介する。彼女たちの創作からは、異なる風土や文化への新鮮な驚きや視点が伝わってくる。また、日本では第二次世界大戦後、高度経済成長期を迎えると、1964年に海外旅行が自由化された。こうした時代背景の下、「それぞれの航路」では、桂ゆき富山妙子をはじめ、異国で美術を学び、あるいは世界各国を旅して創作の糧とした作家をとりあげる。さらに20世紀後半以降は、「ヴェネツィア・ビエンナーレという舞台」で、草間彌生田中敦子やなぎみわ塩田千春をはじめ、同ビエンナーレに代表される国際展で活躍した女性アーティストにも光を当てる。

また、横浜美術館の顔となる「名品」を展示するハイライトコーナーでは、テーマにあわせて女性作家の作品も紹介される。サルバドール・ダリに加え、ルネ・マグリット、シュルレアリスムの女性アーティスト、メレット・オッペンハイムのほか、パブロ・ピカソ奈良美智らが並び、初公開となる草間彌生の寄託作品も展示される。

 

榎本和子《記憶の時》1951年 油彩、カンヴァス 90.8×65.2cm 旧・大岡信コレクション(明治大学寄贈)
やなぎみわ《案内嬢の部屋B3》1997年 発色現像方式印画 アクリル板 180.0×450.0cm 寄託作品 ©Miwa Yanagi

 

出品作家
家族とともに
五姓田芳柳、五姓田義松、渡辺幽香、岡村政子、吉田博、吉田ふじを、吉田遠志、吉田穂高、吉田千鶴子、吉田亜世美

交差するまなざし
ヘレン・ハイド、バーサ・ラム、エマ・ボーマン、マリア・ファーラ

それぞれの航路
岩見禮花、榎本和子、奥山民枝、桂ゆき、北久美子、川久保玲、小西真奈、小林ドンゲ、嶋田しづ、辰野登恵子、丹阿弥丹波子、富山妙子、福田美蘭、福島秀子

ヴェネツィア・ビエンナーレという舞台
江見絹子、草間彌生、田中敦子、石内都、やなぎみわ、束芋、塩田千春

 

関連イベント
ギャラリートーク
詳細は公式ウェブサイトにて発表

 


同時開催
企画展「マリー・アントワネット・スタイル」
2026年8月1日(土)–11月23日(月・祝)
横浜美術館
https://yokohama.art.museum/exhibition/202608_marie2026/

「毛利悠子 Recompose ― 第60回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館帰国展」
2026年7月24日(金)–11月23日(月・祝)
横浜美術館 ギャラリー9
https://yokohama.art.museum/exhibition/202607_mohriyuko/

 

ヘレン・ハイド《かたこと》1908年 木版 28.8×46.4cm
吉田ふじを《伊国ヴェニス市 ドーヂの宮殿》1906年 水彩、紙 22.6×28.3cm 吉田千鶴子氏寄贈
マリア・ファーラ《ルームサービス》2021年 油彩、麻(3点組) 各180.0×130.0cm 寄託作品 ©Maria Farrar/ Courtesy Ota Fine Arts
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