中東地域最大の国際展「シャルジャ・ビエンナーレ16」が開幕。「to carry(運ぶ)」のテーマの下、世界各地より200名以上が参加、200点以上の新作を含む650点以上の作品がシャルジャ首長国内の5都市を中心に展開する。

中東地域最大の国際展「シャルジャ・ビエンナーレ16」が開幕。「to carry(運ぶ)」のテーマの下、世界各地より200名以上が参加、200点以上の新作を含む650点以上の作品がシャルジャ首長国内の5都市を中心に展開する。
2025年3月28日から30日の3日間にわたり、世界42カ国・地域から240軒のギャラリーが参加するアジア屈指のアートフェア「アートバーゼル香港」が香港コンベンション&エキシビションセンターで開催。M+のファサードに大々的に投影されるアートバーゼルとM+との共同委嘱作品は、ホー・ツーニェンによるリアルタイムの編集プロセスを通じて、香港映画史を新たな文脈で紡ぎ直す新作。
国際展という枠組みをどのように解釈し、具現化していくのかという課題を抱えるなか、2025年もシャルジャ、ベルリン、イスタンブール、サンパウロなど世界各地でさまざまな国際展が開かれる。東アジアでは、春夏秋の3会期制を採用する瀬戸内国際芸術祭2025を皮切りに、8月にソウル、9月に愛知、岡山芸術交流、11月に上海、台北と続く。
ニューヨークのCCS Bardが、キュレーションの発展に貢献した功績を讃えるオードリー・イルマス賞の受賞者に、バンコクのジム・トンプソン・アートセンターのアーティスティック・ディレクターであり、チェンマイのMAIIAM現代美術館のゲスト・キュレーターを務めるクリッティヤー・カーウィーウォンを選出。
2024年12月19日、VOCA展実行委員会は、全国の美術館学芸員、研究者、ジャーナリストなどが推薦した23組(24名)の作品の中から、VOCA展各賞の受賞者を発表した。最高賞のVOCA賞には、キュレーターの関岡絵梨花の推薦を受けた宮本華子の《在る家の日常》が選出された。
日本国外で開催される国際芸術展に日本のアーティストが参加する際の費用の一部を主催団体を通じて支援する「アーティストの国際発信支援プログラム」の2025年度第Ⅰ期の募集を開始。
2026年開催予定の第61回ヴェネツィア・ビエンナーレのキュレーターに、南アフリカ共和国ケープタウンのツァイツ・アフリカ現代美術館のエグゼクティブ・ディレクター兼チーフ・キュレーターを務めるコヨ・クオが就任。
日常的な事物を考察し、音や音楽を通じて活性化することで、共同体や文化的記憶の継承を喚起する実践を試みてきたグラスゴーのシク教コミュニティ出身のジャスリーン・コールが本年度のターナー賞を受賞。
2024年11月22日、広島市は第12回ヒロシマ賞の受賞者に、環境問題をはじめとする複雑な社会問題に動機づけられたアイディアを、カテゴリーにとらわれないユニークな方法で表現してきたアーティストのメル・チンを選出したと発表した。2026年夏には第12回ヒロシマ賞の授賞式とあわせて、受賞記念展も開催予定。
恵比寿映像祭2025の総合テーマが「Docs ―これはイメージです」に決定。2025年に総合開館30周年を迎える東京都写真美術館をメイン会場に、あらためてメディアの変容を考察するとともに、言葉とイメージの問題をひも解くことで「ドキュメント/ドキュメンタリー」の再考を試みる。
ハン・ネフケンス財団によるアジア国籍あるいはアジア在住のアーティストを対象とした新作映像作品の製作を支援助成金の受賞者にジャカルタとジョグジャカルタに拠点を置くミナハサ出身のアーティスト、ナターシャ・トンテイが選ばれた。トンテイの新作は2025年末以降に東京都現代美術館を含む世界7都市の美術機関で発表される。
2024年11月6日、上海当代芸術博物館学術委員会は、来年11月に開幕する第15回上海ビエンナーレのチーフキュレーターに、ショアファストおよびフォーゴ・アイランド・アーツのディレクターを務めるキティ・スコットを任命したと発表。総合テーマは「Does the flower hear the bee?(花はミツバチを聞くのだろうか?)」。