国際芸術祭「あいち2025」、参加アーティスト第2弾を発表


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2024年9月12日、国際芸術祭「あいち」組織委員会は、来秋9月に開幕を予定している国際芸術祭「あいち2025」の参加アーティスト32組を発表した。また、漫画家の五十嵐大介によるキービジュアル、グラフィックデザイナーの岡田和奈佳、加納大輔によるタイプセット/ロゴタイプも合わせて発表となった。

シャルジャ美術財団理事長兼ディレクターのフール・アル・カシミを芸術監督に迎え、詩人アドニスの詩集『灰と薔薇の間の時』に着想を得たテーマ「灰と薔薇のあいまに」を掲げる国際芸術祭「あいち2025」が開幕への準備を進めている。2月に発表されたダラ・ナセル、小川待子、沖潤子、アドリアン・ビシャル・ロハスの4名に続き、現代美術部門26組、パフォーミングアーツ部門6組の計32組を発表。新たに発表されたリストには、故オクウィ・エンヴェゾーの後を引き継ぎ、アル・カシミがキュレーションを手がけた2023年の第15回シャルジャ・ビエンナーレに参加したバゼル・アッバス&ルアン・アブ゠ラーメ、マイサ・アブダラ、ジョン・アコムフラ、ソロモン・イノス、ワンゲチ・ムトゥ、マイケル・ラコウィッツ、ブラック・グレース、セルマ&ソフィアン・ウィスィをはじめ、活動拠点も世代も幅広いアーティストの名前が並んだ。

国際芸術祭「あいち2025」は、愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなかを主な会場に、2025年9月13日から11月30日まで79日間の開催を予定している。

 

国際芸術祭「あいち2025」
「灰と薔薇のあいまに」

2025年9月13日(土)- 11月30日(日)
https://aichitriennale.jp/
芸術監督:フール・アル・カシミ(シャルジャ美術財団理事長兼ディレクター/国際ビエンナーレ協会(IBA)会長)
主な会場:愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなか

 


バゼル・アッバス&ルアン・アブ゠ラーメ《May amnesia never kiss us on the mouth: only sounds that tremble through us》2020–22年 Photo: Christian Øen © Astrup Fearnley Museet, 2023. Installation view of May amnesia never kiss us on the mouth: only sounds that tremble through us, 2022, Basel Abbas / Ruanne Abou-Rahme. An echo buried deep deep down but calling still


イキバウィクルル《Seaweed Story》2022年 Courtesy of the artist.

 

参加アーティスト ()内は出身・結成地/活動拠点の順に表記。*は前回発表されたアーティスト
現代美術

バゼル・アッバス&ルアン・アブ゠ラーメ|Basel Abbas and Ruanne Abou-Rahme(キプロス/米国、パレスチナ|米国/米国、パレスチナ)
マイサ・アブダラ|Maitha Abdalla(アラブ首長国連邦/アラブ首長国連邦)
ジョン・アコムフラ|John Akomfrah(ガーナ/英国)
マリリン・ボロル・ボール|Marilyn Boror Bor(グアテマラ/グアテマラ)
ミネルバ・クエバス|Minerva Cuevas(メキシコ/メキシコ)
エレナ・ダミアーニ|Elena Damiani(ペルー/ペルー)
ソロモン・イノス|Solomon Enos(米国/米国)
シモーヌ・ファタル|Simone Fattal(シリア/フランス)
札本彩子|Fudamoto Ayako(日本/日本)
ウェンディー・ヒュバート|Wendy Hubert(豪州/豪州)
イキバウィクルル|ikkibawiKrrr(韓国/韓国)
加藤泉|Kato Izumi(日本/日本)
是恒さくら|Koretsune Sakura(日本/日本)
マユンキキ|Mayunkiki(日本/日本)

 


シャイハ・アル・マズロー《Accordion Structure》2022年


大小島真木《明日の収穫》2017-18年 Photo: Mari Habaya © Maki Ohkojima with Agros Art Project All Rights Reserved. 青森県立美術館寄託

 

シャイハ・アル・マズロー|Shaikha Al Mazrou(アラブ首長国連邦/アラブ首長国連邦)
ムルヤナ|Mulyana(インドネシア/インドネシア)
ワンゲチ・ムトゥ|Wangechi Mutu(ケニア/ケニア、米国)
永沢碧衣|Nagasawa Aoi(日本/日本)
ダラ・ナセル|Dala Nasser(レバノン/レバノン)*
小川待子|Ogawa Machiko(日本/日本)*
大小島真木|Ohkojima Maki(日本/日本)
沖潤子|Oki Junko(日本/日本)*
フリストドゥロス・パナヨトゥ|Christodoulos Panayiotou(キプロス/キプロス)
マイケル・ラコウィッツ|Michael Rakowitz(米国/米国)
シルビア・リバス|Silvia Rivas(アルゼンチン/アルゼンチン)
西條茜|Saijo Akane(日本/日本)
佐々木類|Sasaki Rui(日本/日本)
ヤスミン・スミス|Yasmin Smith(豪州/豪州)
冨安由真|Tomiyasu Yuma(日本/日本)
アドリアン・ビシャル・ロハス|Adrián Villar Rojas(アルゼンチン/拠点を定めずに活動)*

 


ブラック・グレース『Paradise Rumour』2023年 Photo: Toaki Okano


態変 Photo: Hikaru Toda

 

パフォーミングアーツ

AKNプロジェクト|AKN PROJECT(日本/日本)
ブラック・グレース|Black Grace(ニュージーランド(アオテアロア)/ニュージーランド(アオテアロア))
クォン・ビョンジュン|Kwon Byungjun(韓国/韓国)
オル太|OLTA(日本/日本)
セルマ&ソフィアン・ウィスィ|Selma & Sofiane Ouissi(チュニジア/チュニジア、フランス|チュニジア/チュニジア)
態変|TAIHEN(日本/日本)

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