ターナー賞2022


Veronica Ryan Photo: ©︎Holly Falconer

 

2022年12月7日、セント・ジョージ・ホール・リバプールで世界有数の現代美術賞として知られるターナー賞の授賞式が行なわれ、本年度の受賞者にヴェロニカ・ライアンが選出された。プレゼンターはフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのリードボーカルとしても知られるホリー・ジョンソンが務め、ヴェロニカ・ライアンには賞金25,000ポンド(約416万円)が授与された。また、最終候補まで残ったヘザー・フィリップソン、イングリッド・ポラード、シン・ワイ・キンにはそれぞれ10,000ポンドが授与された。なお、4名の作品を紹介する『ターナー賞2022』は、2023年3月19日までテート・リバプールで開催している。

ヴェロニカ・ライアン(1956年モントセラト生まれ)は、果物や容器などを模した彫刻、自然物や日用品などを使ったインスタレーションを通じて、強制移住や分離、疎外などのテーマを掘り下げてきた。同じく最終候補に残ったイングリッド・ポラードや、ヴェネツィア・ビエンナーレのイギリス館代表として金獅子賞を受賞したソニア・ボイス、2017年のターナー賞受賞作家のルバイナ・ヒミッドらとともに同国のブラック・アーツ・ムーブメントを代表する人物としても知られている。『ターナー賞2022』では、昨年、ブリストルのスパイク・アイランドに滞在し制作、展示を行なった内容を再構成し、パンデミックによる心理的な影響について掘り下げるとともに、エコロジー、歴史、転位といったテーマを考察するインスタレーションを展開した。

審査員は、疎外や治癒、喪失といった関連し合う複数のテーマに基づき、日常的な、そして、普段は見過ごされがちなオブジェや手工芸の素材を組み合わせるライアンの近年の実践、展示空間や都市空間を変容する空間、色彩、スケールの使い方など、その個人的かつ詩的なアプローチを彫刻の言語を拡張するものとして高く評価した。本年度の審査は、テート・ブリテン館長兼ターナー賞審査委員長のアレックス・ファーカーソンをはじめ、イレーネ・アリスティザバル(バルティック現代美術センター キュラトリアル&パブリック・プラクティス部門長)、クリスティン・アイン(セントラル・ランカシャー大学美術学部 リサーチフェロー)、ロバート・レッキー(スパイク・アイランド ディレクター)、アンソニー・スピラ(MKギャラリー ディレクター)が務めた。

 


Turner Prize 2022: Veronica Ryan, Installation View at Tate Liverpool 2022. Photo: © Tate Photography (Sonal Bakarina)


Turner Prize 2022: Veronica Ryan, Installation View at Tate Liverpool 2022. Photo: © Tate Photography (Matt Greenwood)

 

ターナー賞は1984年の創設以来、40年近くにわたり時代に応じて形を変えながら、イギリスの現代美術の発展に貢献するとともに、現代美術に対する幅広い関心を生み出している。近年も、Brexitをはじめ世界各地で政治的危機が前面化し、社会の分断が危ぶまれた2019年には、最終候補4名が連帯を呼びかけるメッセージを発するためにひとつのコレクティブを形成し共同受賞。2020年には、新型コロナウイルス感染症をめぐる状況に対して「ターナー賞」ではなく「ターナー・バーサリー」という形で10人/組のアーティストに助成金を授与。2021年は、最終候補すべてをアーティスト・コレクティブやアーティスト主導のプロジェクトが占める同賞史上初の結果、ベルファストを拠点とするアレイ・コレクティブが同賞を受賞するなど、単なる美術賞の枠を越えたメッセージを美術界および社会に発信している。2011年以降、開催地をロンドンとロンドン以外の都市の隔年交代で開催してきたが、2021年のハーバート美術博物館(コヴェントリー)、2022年のテート・リバプール(リバプール)に続き、2023年もタウナー・イーストボーン(イーストボーン)の100周年記念プログラムのメイン企画として開催される予定。

 

ターナー賞https://www.tate.org.uk/art/turner-prize

ターナー賞2022
2022年10月20日(木)- 2023年3月19日(日)
テート・リバプール
https://www.tate.org.uk/visit/tate-liverpool

 

 



Turner Prize 2022: Heather Phillipson Rupture No 6: biting the blowtorched peach Installation View at Tate Liverpool 2022. Photo: © Tate Photography (Matt Greenwood)


Turner Prize 2022: Heather Phillipson Rupture No 6: biting the blowtorched peach Installation View at Tate Liverpool 2022. Photo: © Tate Photography (Matt Greenwood)

 

ヘザー・フィリップソン|Heather Phillipson
選考対象:『RUPTURE NO 1: blowtorching the bitten peach』(テート・ブリテン デュヴィーン・ギャラリーズ、2020-2021)
THE END》(第4の台座、トラファルガー広場、ロンドン、2020)

ヘザー・フィリップソン(1978年ロンドン生まれ)は、彼女自身が「量子力学的思考実験(quantum thought experiments)」と呼ぶ、まったく異なる素材やメディア、ジェスチャーの対立を必然的に含んだ幅広い実践を展開している。第一次審査では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によるロックダウンの後に発表されたテート・ブリテンの委嘱作品《RUPTURE NO 1: blowtorching the bitten peach》の圧倒的な鑑賞体験や、第4の台座で発表した彫刻作品《THE END》がもたらす変容の力が認められての最終候補選出となった。なかでも喫緊かつ複雑な課題を究明するために、不合理や悲劇、想像力を継ぎ合わせるというフィリップソンの大胆不敵かつ洗練されたアプローチが高く評価された。『ターナー賞2022』では、テート・ブリテンの委嘱作品を再構成し、彼女自身が「適応性のないエコシステム、執拗な空気」と呼ぶものを醸し出す《RUPTURE NO 6: biting the blowtorched peach》(2022)を発表。空間を満たす色彩や映像、キネティック・スカルプチャー、さらに、最新の音響システムを駆使することで、並行する時間が存在、発生するような空間をつくりあげた。

ロンドン在住。ウェールズ大学インスティテュート・カーディフ校(現・カーディフ・メトロポリタン大学)、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズで学び、2007年にミドルセックス大学でPhDを取得。近年の主な活動に、個展『The Age of Love』(バルチック・センター・フォー・コンテンポラリーアート、ゲーツヘッド、2018-2019)、『British Art Show 9』(2021-2022)、第13回上海ビエンナーレ(2021)、『Garden of Earthly Delights』(マーティン・グロピウス・バウ、ベルリン、2019)、シャルジャ・ビエンナーレ14(2019)、第32回サンパウロ・ビエンナーレ(2016)など。来年2023年には、帝国戦争博物館「14–18 NOW」遺産基金のコミッション作品をスウォンジーのグリン・ヴィヴィアン美術館で発表予定。

 


Turner Prize 2022: Ingrid Pollard Seventeen of Sixty Eight Installation View at Tate Liverpool 2022. Photo: © Tate Photography (Matt Greenwood)


Turner Prize 2022: Ingrid Pollard, Installation View at Tate Liverpool 2022. Photo: © Tate Photography (Matt Greenwood)

 

イングリッド・ポラード|Ingrid Pollard
選考対象:『Carbon Slowly Turning』(MKギャラリー、ミルトン・キーンズ、2022)

イングリッド・ポラード(1953年ガイアナ共和国ジョージタウン生まれ)は、写真を中心に彫刻、映像、音響による制作活動を通じて、人間と自然との関係を問い直し、「ブリティッシュネス」や人種、セクシュアリティといった概念を問いただしてきた。選考対象となったのは、ミルトン・キーンズのMKギャラリーで開かれた個展『Carbon Slowly Turning』。第一次審査では、数十年にわたり、社会の中で見過ごされてきた物語や歴史に焦点を当ててきた制作活動、写真を中心に長年取り組んできた空間を動く人物の探究を、擬人化したキネティックな彫刻へと展開した近年の新たな取り組みが高く評価された。『ターナー賞2022』では、文学や生活環境におけるさまざまな「アフリカ人」の人種差別的描写に関する長年のリサーチを基にした《Seventeen of Sixty Eight》(2018)、日常的なオブジェを組み合わせ、その動きを通じて権力関係に言及する3組のキネティック・スカルプチャー《Bow Down and Very Low – 123》(2021)、そして、感情的かつ身体的に権力の言語を考察する写真シリーズ〈DENY: IMAGINE: ATTACK〉(1991)、〈SILENCE〉(2019)を発表している。

ノーサンバーランド在住。ロンドン・カレッジ・オブ・プリンティング(現・ロンドン芸術大学ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション)、ダービー大学を経て、2016年にウェストミンスター大学でPhDを取得。近年の主な個展に、『Three Drops of Blood』(テルマ・ハルバート・ギャラリー、デヴォン、2022)、『There-and-then』(ミュージアム・オブ・イングリッシュ・ルーラル・ライフ、レディング、2022)、『Carbon Slowly Turning』(ターナー・コンテンポラリー、マーゲイト、2022)、『Ingrid Pollard, No Cover Up』(グラスゴー女性図書館、2021)など。主なグループ展に、『Face à la mer』(パスレル現代美術センター、ブレスト、2020)、『Hot Moment』(オート・イタリア、ロンドン、2020)など。

 


Turner Prize 2022: Veronica Ryan, Installation View at Tate Liverpool 2022. Photo: © Tate Photography (Matt Greenwood)


Turner Prize 2022: Veronica Ryan, Installation View at Tate Liverpool 2022. Photo: © Tate Photography (Matt Greenwood)

 

ヴェロニカ・ライアン|Veronica Ryan
選考対象:『Along a Spectrum』(スパイク・アイランド、ブリストル、2021)
《Custard Apple (Annonaceae)》、《Breadfruit (Moraceae) 》、《Soursop (Annonaceae)》(ハックニー・ウィンドラッシュ・アートワーク・コミッション、2021)

ヴェロニカ・ライアン(1956年モントセラト生まれ)は、果物や容器などを模した彫刻、自然物や日用品などを使ったインスタレーションの制作を通じて、強制移住や分離、疎外などのテーマを掘り下げてきた。選考対象となったのは、ブリストルのスパイク・アイランドで開かれた個展『Along a Spectrum』と、ロンドンのハックニー・ウィンドラッシュによる委嘱作品。第一次審査では、生態学や歴史、ディスロケーション、そして、パンデミックの心理的影響を探究したスパイク・アイランドでの新作や、ハックニー・ウィンドラッシュの公共彫刻に見られる精緻な官能性や触知性が高く評価された。《Multiple Conversations》(2019-2021)や《Along a Spectrum》(2021)といった作品タイトルが示すように、その作品群は意味を固定化するものというよりも、幅広い解釈に開かれた特徴を持つ。『ターナー賞2022』では、スパイク・アイランドでの滞在期間に制作した、果物、容器、羽毛、紙といった日常的な素材を模った彫刻を再構成し、パンデミックによる心理的な影響について掘り下げるとともに、エコロジー、歴史、混乱といったテーマを考察している。

ニューヨークおよびブリストル在住。セント・オールバンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン、バース・アカデミー・オブ・アーツ、ロンドン大学スレイド美術学校、ロンドンの東洋アフリカ研究学院で学ぶ。近年の主な個展に、『The Weather Inside』(ポーラ・クーパー・ギャラリー、ニューヨーク、2019)、『Veronice Ryan: Salvage』(ジ・アート・ハウス、ウェイクフィールド、ヨークシャー、2017)など。主なグループ展に、ホイットニー・ビエンナーレ2022、『Portable Sculpture』(ヘンリー・ムーア・インスティテュート、リーズ、2021)など。

 


Turner Prize 2022: Veronica Ryan, It’s Always You Installation View at Tate Liverpool 2022. Photo: © Tate Photography (Sonal Bakarina)


Turner Prize 2022: Veronica Ryan, Taking off the Construct day 1, Taking off the Construct day 1 (2), Taking off the Construct day 2 Installation View at Tate Liverpool 2022. Photo: © Tate Photography (Matt Greenwood)

 

シン・ワイ・キン|Sin Wai Kin
選考対象:『ブリティッシュ・アートショー9』(アバディーン、2021/ウルヴァーハンプトン、マンチェスター、プリマス、2022)
フリーズ・ロンドンにおけるブラインドスポット・ギャラリーでの個展形式(2021)

シン・ワイ・キン(1991年トロント生まれ)は、パフォーマンスや映像、文章、印刷物などの手段を駆使したストーリーテリングを通じて、日常の中に空想を持ち込む実践を展開している。それらの実践は、二極の間に存在する自分自身の経験を生かし、欲望や同一化、意識にまつわる当事者としてのリアリティを描いたフィクションに形を与えてきた。選考対象となったのは『ブリティッシュ・アートショー9』で発表した作品と、フリーズ・ロンドンにおけるブラインドスポット・ギャラリーでの個展形式の発表。第一次審査では、中国の古代思想や劇作法を、現代のドラッグクイーン、音楽、詩と交じり合わせた映像作品《Dream of Wholeness in Parts》(2021)が審査員の注目を集め、作品に見られる境界を揺るがす性質、そして、ライブ・パフォーマンスの持つ本能的な感覚をを映像へと巧みに落とし込む手腕が高評価を得た。『ターナー賞2022』では、《Dream of Wholeness in Parts》のほか、シン自ら4人組のボーイズバンドのメンバーに扮し、社会的に構築された二元論を超越するようなアイデンティティの複数性を引き受ける《In It’s Always You》(2021)、ニュースキャスター役を演じるシンが存在、意識、名付けとアイデンティティに関する哲学的命題を暗唱する《Today’s Top Stories》(2020)を出品している。

ロンドン在住。ロンドン芸術大学キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ、ロイヤル・カレッジ・オブ・アーツで学ぶ。近年の主な個展に『The Story Cycle』(チャンネル、サマーセットハウス、2022)、『the story changes the body changes (repeating)』(グッゲンハイム美術館、2022)など。主なグループ展に『Drawing Attention』(英国美術館、2022)などがある。

 

 


 

歴代受賞者および最終候補
2021|アレイ・コレクティブ、ブラック・オブシディアン・サウンド・システム、クッキング・セクションズ、ジェントル/ラディカル、プロジェクト・アート・ワークス
2020|新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により中止。代わりに「ターナー・バーサリー」を実施。アリカ、リズ・ジョンソン・アルトゥール、オリート・アシェリー、シャワンダ・コルベット、ジェイミー・クルー、ショーン・エドワーズ、シゼル・マイネッヒ・ハンセン、イマ=アバシ・オコン、イムラン・ペレッタ、アルベルタ・ウィットル
2019|ローレンス・アブ・ハムダン、ヘレン・カモック、オスカー・ムリーロ、タイ・シャニ(※最終候補4名がひとつのコレクティブとして共同受賞)
2018|シャーロット・プロジャー、フォレンジック・アーキテクチャー、ナイーム・モハイエメン、ルーク・ウィリス・トンプソン
2017|ルバイナ・ヒミッド、ハーヴィン・アンダーソン、アンドレア・ビュットナー、ロザリンド・ナシャシャビ
2016|ヘレン・マーティン、マイケル・ディーン、アンテア・ハミルトン、ジョセフィン・プライド
2015|アッセンブル、ボニー・カンプリン、ジャニス・カーベル、ニコル・ヴァーマース
2014|ダンカン・キャンベル、シアラ・フィリップス、ジェームス・リチャーズ、トリス・ヴォナ=ミッシェル
2013|ロール・プルーヴォ、リネッテ・イアドム・ボアキエ、デヴィッド・シュリグリー、ティノ・セーガル
2012|エリザベス・プライス、スパルタカス・チェットウィン、ルーク・ファウラー、ポール・ノーブル
2011|マーティン・ボイス、カーラ・ブラック、ヒラリー・ロイド、ジョージ・ショウ
2010|スーザン・フィリップス、デクスター・ダルウッド、アンヘラ・デ・ラ・クルス、オトリス・グループ
2009|リチャード・ライト、エンリコ・デイヴィット、ロジャー・ヒオンズ、ルーシー・スケア
2008|マーク・レッキー、ルナ・イスラム、ゴシュカ・マキュガ、キャシー・ウィルクス
2007|マーク・ウォリンジャー、ザリーナ・ビムジ、ネイサン・コーリー、マイク・ネルソン
2006|トマ・アブツ、フィル・コリンズ、マーク・ティッチナー、レベッカ・ウォーレン
2005|サイモン・スターリング、ダレン・アーモンド、ジリアン・カーネギー、ジム・ランビー
2004|ジェレミー・デラー、クトゥルー・アタマン、ラングランズ&ベル、インカ・ショニバレ
2003|グレイソン・ペリー、ジェイク&ディノス・チャップマン、ウィリー・ドハティ、アーニャ・ガラッチオ
2002|キース・タイソン、フィオナ・バナー、リアム・ギリック、キャサリン・ヤス
2001|マーティン・クリード、リチャード・ビリンガム、アイザック・ジュリアン、マイク・ネルソン
2000|ヴォルフガング・ティルマンス、グレン・ブラウン、マイケル・レデッカー、高橋知子
1999|スティーヴ・マックイーン、トレイシー・エミン、スティーブン・ピピン、ジェーン&ルイーズ・ウィルソン
1998|クリス・オフィリ、タシタ・ディーン、キャシー・ド・モンショー、サム・テイラー=ウッド
1997|ジリアン・ウェアリング、クリスティン・ボーランド、アンジェラ・ブロック、コーネリア・パーカー
1996|ダグラス・ゴードン、クレイギー・ホースフィールド、ゲイリー・ヒューム、サイモン・パターソン
1995|デミアン・ハースト、モナ・ハトゥム、カラム・イネス、マーク・ウォリンジャー
1994|アントニー・ゴームリー、ウィリー・ドハティ、ピーター・ドイグ、シラゼー・ハウシャリー
1993|レイチェル・ホワイトリード、ハンナ・コリンズ、ヴォン・パオパニー、ショーン・スカリー
1992|グレンヴィル・デイヴィー、デミアン・ハースト、デイヴィッド・トレムレット、アリソン・ワイルディング
1991|アニッシュ・カプーア、イアン・ダヴェンポート、フィオナ・レイ、レイチェル・ホワイトリード
1990|中止
1989|リチャード・ロング、ジリアン・エアズ、ルシアン・フロイド、ジェゼッペ・ペノーネ、ポーラ・レゴ、ショーン・スカリー、リチャード・ウィルソン
1988|トニー・クラッグ、ルシアン・フロイド、リチャード・ハミルトン、デイヴィッド・マック、ボイド・ウェッブ、アリソン・ワイルディング、リチャード・ウィルソン
1987|リチャード・ディーコン、パトリック・コールフィールド、ヘレン・チャドウィック、リチャード・ロング、デクラン・マクゴナグル、テレーズ・オウルトン
1986|ギルバート&ジョージ、アート&ランゲージ(マイケル・ボールドウィン、メル・ラムズデン)、ヴィクター・バーギン、デレク・ジャーマン、スティーヴン・マッケンナ、ビル・ウッドロー
1985|ハワード・ホジキン、テリー・アトキンソン、トニー・クラッグ、イアン・ハミルトン・フィンレイ、ミレナ・カリノフスカ、ジョン・ウォーカー
1984|マルコム・モーリー、リチャード・ディーコン、ギルバート&ジョージ、ハワード・ホジキン、リチャード・ロング

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