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艾未未のことば23:自由を求めた後で

現代中国の文学や芸術を研究する牧陽一責任編集による「艾未未のことば」。今回は台湾国際放送(Rti)で放映されたインタビューを翻訳掲載。天安門事件で学生指導者を務めた民主運動家ウーアルカイシを聞き手に、艾未未が自由や抵抗をテーマに人生を振り返る。

鈴木ヒラク「今日の発掘」@ 群馬県立近代美術館

描くと書くの間を主題に、平面・彫刻・映像・パフォーマンス等によりドローイングの概念を拡張する制作活動を展開してきた鈴木ヒラク。磯崎新が作品が通り抜けていく空洞として構想した同館と響き合うように、鈴木は展示室から展示室へ、描くこと/書くことの起源と未来を求めて、人類最古の壁画が残された洞窟から人知を超えて生成と消滅が繰り返される宇宙空間へと、線を連ねる。

西澤徹夫 偶然は用意のあるところに @ TOTOギャラリー・間

京都市京セラ美術館や八戸市美術館をはじめとする文化施設や美術展の会場構成など美術館関係の仕事を数多く手がけている建築家、西澤徹夫の個展。本展のために制作した断片化された模型の再構成を通じて、単体のプロジェクトにとどまらないプロジェクト同士の関係から、建築の抱えている豊かな内面について想いを巡らし、西澤の思考を考察する機会となる。

NEW LANDSKAP ニューランドスカップ シュシ・スライマン展 @ 尾道市立美術館

ドクメンタをはじめとする数々の国際展を経験し、拠点となるクアラルンプールをはじめ複数の都市を行き来しながら、2013年以来10年間にわたり尾道でも創作活動に取り組んできたアーティスト、シュシ・スライマンの個展。

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生誕100年 大辻清司 眼差しのその先 フォトアーカイブの新たな視座 @ 武蔵野美術大学 美術館·図書館

「大辻清司フォトアーカイブ」に対する15年間にわたる研究の軌跡、とりわけ撮影フィルムの内容の精査によって得られた視座を軸に、大辻清司の真髄に迫るとともに、アート・アーカイブの活用の在り方を探る展覧会。

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新・今日の作家展2023「ここにいる―Voice of Place」@ 横浜市民ギャラリー

同時代の表現を多角的に取り上げ、幅広い世代のアーティストの作品を通して現代美術を考察する企画展「新・今日の作家展」。本年度は対人距離や移動に制限のあったコロナ禍の経験を踏まえ、来田広大と古橋まどかの作品に相対することで、場や土地が内包する時間、人々や生物の身体や記憶などに思索を巡らせ、自己や他者に対する内的な気づきを得る機会を提供する。

アートウィーク東京、展覧会やシンポジウムなど本年度のプログラムのハイライトを発表

アートウィーク東京が、7つのルートで運行されるシャトルバス「AWT BUS」、大倉集古館を舞台に開かれる展覧会「AWT FOCUS」、国内外のキュレーターを招聘した「AWT TALKS」、AWT参加ギャラリーの所属アーティストの映像作品を紹介する上映プログラム「AWT VIDEO」など、本年度のプログラムのハイライトを発表。

波間の物語――許家維+張碩尹+鄭先喻「浪のしたにも都のさぶらふぞ」

台湾を拠点に活動する許家維+張碩尹+鄭先喻が一時的なコレクティブを形成し、YCAMとともに新作に挑み、展覧会「浪のしたにも都のさぶらふぞ」を実現した。「砂糖を通して見る台湾と日本の近代化の記憶」をテーマとする2作品で構成された本展が提起する批評的な視点を、翻訳者、演劇研究者の林立騎が考察する。

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