白井美穂 森の空き地 @ 府中市美術館

1980年代後半から、異なる表現方法を自在に横断しながら、洗練された造形と意味を複雑に重ねて提示する深い思考に貫かれた制作を続ける白井美穂の個展。約30年ぶりの展示となる90年代前半に東京で発表された初期作品をはじめ、白井の多義的で多様性に満ちた作品群で構成。

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「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 @ 渋谷区立松濤美術館

美術批評家の瀧口修造、絵画と写真で活躍した阿部展也、写真家の大辻清司と牛腸茂雄の4人を結びつける、日本写真史の特異な系譜をたどる展覧会。千葉市美術館、富山県立美術館、新潟市美術館と各地を巡回してきた本企画も、松濤美術館が最後の開催地となる。

荒木悠 LONELY PLANETS @ 十和田市現代美術館

世界各地での滞在制作を通じて、異文化間で起こる誤訳や誤解、本物(オリジナル)と複製(コピー)の関係に着目した映像作品を発表してきた荒木悠の個展。東北地方の伝統工芸や、青森を中心とした近代史とそれに関わる外国語に注目した新作の映像作品4点を含む計7点の作品を発表予定。

豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表 @ 東京都現代美術館

1990年より30年以上にわたって、日常に取り巻くさまざまな制度や価値観、約束事に「私」の視点から対峙しつづけるアーティスト、豊嶋康子の美術館における初の大規模個展。期作品から新作までおよそ400点を初めて一堂に公開し、豊島の制作の全貌を検証する初めての試みとなる。

ミュージアムとの創造的対話04「ラーニング/シェアリング ―共有から未来は開くか?」@ 鳥取県立博物館

「ラーニング/学ぶこと」と「シェアリング/共有すること」をテーマに、同時代を生きるアーティストの作品を通じて、従来の美術教育にはとどまらない「第3の学びの場」としてのミュージアムの可能性について考察する展覧会。小沢剛、高山明、リクリット・ティラヴァニの作品を通して、社会教育施設としてのミュージアムという場を再検討する。

梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ @ ワタリウム美術館

建築構造や物理現象を生かしたインスタレーションや、観客回遊型の展覧会、パフォーマンスで知られる梅田哲也による個展を開催。ワタリウム美術館を舞台に、ワタリウム美術館そのものを主役とした約50分間のツアー形式の展覧会となる。

OPEN SITE 8 @ トーキョーアーツアンドスペース本郷

あらゆる表現活動が集まるプラットフォームの構築を目指す公募プログラム「OPEN SITE」。8回目となる本年度は、215企画の応募の中から展示部門4企画、パフォーマンス部門3企画、dot部門2企画に、TOKASの推奨プログラムを加えた計10企画を実施する。

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