1960年代中頃より具体の新時代を担うメンバーのひとりとして活躍し、その後も幅広い表現方法を通して、「空間」「時間」「現象」「存在」といった人間にとっての根源的な主題について考察する作品を数多く手がけてきた今井祝雄の美術館初個展。
マガジン
内藤礼 生まれておいで 生きておいで @ 銀座メゾンエルメス フォーラム
東京国立博物館にて9月23日まで開催されている同名の展覧会と一連の流れを持って構想され、会期を一部重ね合わせながら、ひとつの大きな円環を描くかたちで展開される内藤礼の個展。本展では、壁面のガラスブロックを通じてもたらされる自然光や街の人工的な色彩のうつろいを取り入れ、「生の没入」を見出す空間を作り出す。
リーム・アルカディ:Templates for Liberation @ ICAロンドン
リーム・アルカディ:Templates for Liberation
2024年6月11日 – 9月8日
ICAロンドン、ロンドン
フェミニズムと映像表現 @ 東京国立近代美術館 ギャラリー4
1960年代から1970年代におけるメディア環境の変化、世界各地に広がったフェミニズムを含む社会運動を背景に、女性アーティストたちが新しいテクノロジーを取り入れつつ展開した映像表現を中心に、それ以降の映像表現とともに紹介するコレクションによる小企画。
EvE(杉野晋平、中島りか)「Oh My Head」@ タリオンギャラリー
杉野晋平と中島りかによるアーティスト・デュオ、EvEによる展覧会。頭痛持ちであるふたりが「共有し得ない痛み」を主題として、共感から隔てられた個人的体験としての痛み、そこから現われる他者や信仰心の問題を俎上に載せ、痛みの表象の不可能性を問い直すためのパフォーマティブな共同制作を行なう。
ザネレ・ムホリ @ テート・モダン
ザネレ・ムホリ
2024年6月6日 – 2025年1月26日
テート・モダン、ロンドン
ファランジュ @ KAG
フランスの思想家、シャルル・フーリエが提唱し、実現しなかったものの近代アナーキズムやダダに影響をもたらした「ファランジュ」をタイトルに掲げ、風間サチコ、坂口恭平、ジェン・リウ、绘造社、マイケル・ラコヴィッツの作品を通じて、今日の芸術の可能性を検討する展覧会。
新・今日の作家展2024 あなたの中のわたし @ 横浜市民ギャラリー
「新・今日の作家展」は、毎年異なる副題の下に同時代の表現を紹介、考察する企画。本展は、「わたし」という自己と、そのわたしと不可分の存在である「あなた」である他者との関係性から展開する作品を通じ、それぞれ唯一無二である自己と他者と、その私たちが成す社会について思いをめぐらす機会となる。
ピーター・ケナード:Archive of Dissent @ ホワイトチャペル・ギャラリー
ピーター・ケナード:Archive of Dissent
2024年7月23日 – 2025年1月19日
ホワイトチャペル・ギャラリー、ロンドン
ガヴィン・ジェンティス:To Be Free! A Retrospective 1970 – 2023 @ ホワイトチャペル・ギャラリー
ガヴィン・ジェンティス:To Be Free! A Retrospective 1970 – 2023
2024年6月12日 – 9月1日
ホワイトチャペル・ギャラリー、ロンドン
キュレーション:サラ・M・ハッサン