不和のアート:芸術と民主主義 vol. 2 @ 東京藝術大学大学美術館 陳列館

6月14日から16日までの3日間、政治、特に民主主義と芸術との関係を議論する一時的な場を作るための緊急企画展が開催。国内外の芸術と民主主義をめぐる議論を踏まえつつ、展示やパフォーマンス、ディスカッション、ワークショップを開催し、この危機的な状況においてアートに何ができるのかを考える場を作りだす。

カルダー:そよぐ、感じる、日本 @ 麻布台ヒルズ ギャラリー

吊るされた抽象的な構成要素が、絶えず変化する調和の中でバランスを保ちながら動く「モビール」の発明で知られるアレクサンダー・カルダーの個展。1920年代から1970年代までの作品約100点で構成し、代表作であるモビール、スタビル、スタンディング・モビールから油彩画、ドローイングなど、幅広い作品を展示。

Ginza Curator’s Room #008 帝国の実験室 @ 思文閣銀座

キュレーターを招聘する展覧会「Ginza Curator’s Room」の8回目の企画として、オランダ、アムステルダム在住のインディペンデント・キュレーター、批評家のサスキア・ボスを迎え、人間の条件の調査をテーマに制作するクリスティアン・バスティアンスの個展を開催。

没後30年 木下佳通代 @ 大阪中之島美術館

神戸を拠点に活躍した関西の戦後美術を代表する美術家のひとりである木下佳通代の過去最大規模にして国内の美術館初個展。「存在とは何か」をテーマに生涯で1200点以上の作品を制作したとされる木下の「描くもの、すべて」を紹介し、その軌跡をたどる。

私が死ななければならないのなら、あなたは必ず生きなくてはならない @ ワコウ・ワークス・オブ・アート

パレスチナ出身の詩人や画家の作品にフォーカスした展覧会。キュレーションを務めるヘンク・フィシュの新作のほか、ムスアブ・アブートーハの詩、スライマーン・マンスールの版画、ガザのためにアーティストたちが制作したポスターを中心に紹介。

MIRANDA JULY: F.A.M.I.L.Y. @ プラダ 青山店

小説家、映画監督、アーティスト、ミュージシャンなど多彩な活動で知られるミランダ・ジュライの東京での初個展。ミア・ロックスのキュレーションの下、最新作のインスタグラムを通じた7人の見知らぬ相手との1年にわたるコラボレーションを元にしたマルチチャンネルビデオインスタレーションを展示。

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション @ 東京国立近代美術館

東京国立近代美術館、大阪中之島美術館、パリ市立近代美術館の3館共同企画。各館が築いてきた豊かなモダンアートのコレクションから34のテーマに合う作品をそれぞれ選び出し、「トリオ」を組む形で紹介していく。

UN-FIT @ The 5th Floor

ベルリンを拠点に活動するアーティスト3名の、クィアとしての多元的な声に焦点を当てた表現を紹介する展覧会。都市あるいは親密な空間をめぐるアーティストの一人称的な語りによって、「FIT(適合)」と「UNFIT(不適合)」、あるいは両者のはざまから社会を捉えなおす機会となる。

Copyrighted Image