堀尾貞治「あたりまえのこと〈今〉」展示風景(BBプラザ美術館)2014年
新incubation6
堀尾貞治×冬木遼太郎『Making Sense Out of Nonsense』
2014年5月17日(土)-6月29日(日)
京都芸術センター ギャラリー北・南
http://www.kac.or.jp/
開館時間:10:00-20:00
会期中無休
京都芸術センターでは、共通のテーマのもとに選出したキャリアの異なるアーティストを組み合わせ、現代美術をさまざまな視点から捉えなおす新incubation(インキュベーション)にて、堀尾貞治と冬木遼太郎の作品を紹介する。
ギャラリー北で展示する堀尾貞治は1939年兵庫県生まれ。中学を卒業後、三菱重工に入社。65年に具体美術協会会員となると、72年の解散まで参加した。85年頃より一貫して「あたりまえのこと」をテーマに、色を塗る、手紙を書く、紙を破るなどシンプルな行為をひたすらに繰り返すことで、平凡なものから非凡なものを生み出すような制作を継続している。2005年には第2回横浜トリエンナーレに参加し、期中、毎日新作パフォーマンスを行うとともに「百均アート」と称して、約1万枚の作品を描いている。また、年間100回以上の展示・パフォーマンスを行なう。
ギャラリー南で展示する冬木遼太郎は1984年大阪府生まれ。2010年に京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。「親和性」をテーマに、さまざまな具象、抽象的イメージを作品の要素として取り込み圧縮して、ひとつのものとして完成させる。近年は神戸、大阪、京都と関西を中心に作品を発表している。
会期中には、堀尾貞治によるパフォーマンスや両者によるアーティスト・トーク、冬木と画家の関口正浩、松田啓祐を交えたトーク・セッションを予定している。なお、2009年から継続される新incubationは今回で6度目の開催。
冬木遼太郎「無題(V.H.S)」2013年 ミクストメディア
関連イベント
トーク・セッション「関口君と松田君、僕の絵とかどう思う?」
冬木遼太郎(本展出品作家)× 関口正浩(画家)× 松田啓祐(画家)
2014年6月1日(日)13:30-15:00
会場:京都芸術センター ミーティングルーム2
無料(事前予約不要)
堀尾貞治によるパフォーマンス
2014年6月7日(日)17:00-18:00
会場:京都芸術センター ギャラリー北周辺
無料(事前予約不要)
アーティスト・トーク
堀尾貞治 x 冬木遼太郎
2014年6月7日(日)18:15-20:00
会場:京都芸術センター ギャラリー北
無料(事前予約不要)
Above: 堀尾貞治「あたりまえのこと<黒の四角連動>」2014年 撮影:原祥子. Below: 冬木遼太郎「スロヴァク Slovak」2014年 撮影:守屋友樹.