ジョセフ・クーデルカ展 @ 東京国立近代美術館


「エグザイルズ」より スペイン,1975年 © Josef Koudelka / Magnum Photos

ジョセフ・クーデルカ展
2013年11月6日(水)-2014年1月13日(月、祝)
東京国立近代美術館 企画ギャラリー1階
http://www.momat.go.jp/
開館時間:10:00-17:00(金曜は20:00まで)入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし月曜が祝日の場合は翌火曜が休館)、年末年始(12/28-1/1)

東京国立近代美術館では、1968年のプラハ侵攻を撮影した写真作品などで知られるジョセフ・クーデルカの回顧展を開催する。

ジョセフ・クーデルカは1938年モラビア(チェコスロバキア)生まれ。1961年にプラハ工科大学を卒業後、技師として働くかたわらで舞台写真、チェコスロバキア各地でジプシーを撮影する。68年にワルシャワ条約機構軍のプラハ侵攻を撮影、匿名のまま発表された写真により、ロバート・キャパ賞を受賞している。その後、71年に国際的な写真エージェンシー「マグナム」に加入し、80年にフランスへと渡り、87年に帰化する。代表的な写真集に『ジプシーズ』(1975年)などがある。

本展は、2002年にプラハのナショナル・ギャラリーで開催されたクーデルカ初の本格的回顧展の構成を踏襲しながらも、「ジプシーズ」や「エグザイルズ」、プラハ侵攻を撮影した写真群といった代表的なシリーズはもちろん、従来展示されなかったヴィンテージプリントや1980年代後半から制作されているパノラマフォーマットのシリーズ「カオス Chaos 1986-2012」、最新作を加えた構成となる。会期中には本展企画者の同館主任研究員の増田玲による講演が行われる。


「カオス」より ノール=パ=ド=カレー,フランス,1989年 © Josef Koudelka / Magnum Photos

同時期開催の所蔵作品展「MOMATコレクション」には、森山大道の「にっぽん劇場」(1968)の全100点や、ベルント&ヒラ・ベッヒャー、ミヒャエル・シュミット、トーマス・シュトルート、トーマス・ルフ、アンドレアス・グルスキー、細江英公、山崎博など、同館所蔵の写真作品も多数出品される。そのほか、ギャラリー4では『現代のプロダクトデザイン-Made in Japanを生む』を開催。

関連イベント
増田玲(同館主任研究員/本展企画者)
2013年11月16日(土)14:00-15:30
会場:同館講堂(地下1階)
定員:140名(無料、先着順)

ギャラリー・トーク
小林美香(同館客員研究員)
2013年11月29日(金)18:00-19:00

増田玲(同館主任研究員/本展企画者)
2013年12月20日(金)18:00-19:00
※申込不要、参加無料(要観覧券)

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