アートにおけるエコロジーの実践を問う展覧会「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ」の第1弾として、40年にわたる制作活動を通じて環境や自然との対話を継続してきた崔在銀の個展「新たな生」を開催。

アートにおけるエコロジーの実践を問う展覧会「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ」の第1弾として、40年にわたる制作活動を通じて環境や自然との対話を継続してきた崔在銀の個展「新たな生」を開催。
関東大震災から100年となる本年、多くの関連報道や論評が世に出るなか、筆者は一見するとそこには直結しない——しかし誰もがよく知る存在をめぐる展覧会を訪ねた。
滋賀県内に在住の親子や、障害者福祉施設など、さまざまな理由で美術館に来ることがあまりなかった人々の協力の下、ともに「どのような“みかた”があれば、美術館を楽しく過ごせますか?」に対するアイディアを出し合いながら展覧会を構築し、作品をみることや美術館で過ごすことの可能性の拡張を試みる。
ジャン=フィリップ・デローム:VISAGE(S)
2023年8月31日 – 11月5日
ペロタン東京、東京
30代から60代以上まで幅広い世代のアーティストによる生命と死をめぐる多様な表現を紹介。特に妊娠や出産、育児の経験がキャリアの中断に繋がりやすい女性の人生を、当事者でもある女性のアーティストによる表現によって前向きにとらえ直し、ジェンダーの視点から社会意識を変革することを目指す。
コロナ禍の日常生活で浮き彫りになった社会/経済全般における諸問題を、国内外で活動するアーティストの作品を通して、全世界「Pan-」(「全…」「汎…」の意)と、非対面の遠隔「Remote」のふたつの視点から問い直す展覧会。
ミン・ウォン:宇宙歌劇
2023年9月2日 – 10月21日
オオタファインアーツ、東京
アーティストや建築家、科学者、プログラマーなど、さまざまな分野の専門家による領域横断的なアプローチにより、テクノロジーと人類との関係を多角的に探求する展覧会。「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)」において日々新たに生成されているテクノロジーと生物との関係を、鑑賞者である私たちに感じられるものとして提示し、DXPにおける衣食住を含めた総合的なライフの可能性の提案を試みる。
山本篤、千葉正也、小林正人:山本篤・映像小屋 / ShugoArts Show
2023年7月29日 – 9月9日
シュウゴアーツ、東京
開館20周年を記念して、「近代(モダン)」の文化が多様に展開した1920年代を再考する展覧会を開催。大正から昭和へと移る100年前の世界が夢みた新しさの諸相を紹介する。
ホンマエリとナブチによるアートユニット、キュンチョメの公立館における初個展。2022年以降、フィリピンやハワイに滞在し現地の圧倒的な自然や多様な価値観に触れ、思考を大きく更新させたキュンチョメが、新作11点を一挙公開する。
日常的なモチーフを非日常的な色彩、大きさ、組み合わせで描いた絵画で知られる長谷川繁の個展「1989-」を開催。1989年から92年までのドイツ滞在中に描いた連作をはじめ、オランダ滞在期の大型作品など、未発表の貴重な作品群を中心に、2000年代以降の作品も加えながら展覧会を構成。