艾未未が自分自身に大きな影響を与え、結果として一緒くたに巻き込まれることとなった語る、2008年に起きた楊佳事件を扱った映像作品『ある孤独な者』をめぐるインタビューを翻訳掲載。

艾未未が自分自身に大きな影響を与え、結果として一緒くたに巻き込まれることとなった語る、2008年に起きた楊佳事件を扱った映像作品『ある孤独な者』をめぐるインタビューを翻訳掲載。
「あいちトリエンナーレ2019」参加前後の自分自身との往復書簡。今回は、「表現の不自由展・その後」をめぐって閉鎖された展示全ての再開を目指す「ReFreedom_Aichi」が記者会見を開く直前、2019年初秋を生きる田中功起への手紙となる。
「あいちトリエンナーレ2019」参加前後の自分自身との往復書簡。以前その一通目を「それは、未来の誰かへの手紙でもあり得る」と紹介したが、今回、田中は新型コロナ禍のなか、実際に未来にあてた手紙を書くことを選んだ。
福島県の帰還困難区域で“見に行くことができない展覧会”として続く「Don’t Follow the Wind」(2015-)。今春、「復興五輪」を前に同区域で避難指示が一部解除されたが、新型コロナ禍で五輪は延期、さらに世界は見に行けないものばかりになった。幾重にも逆転したような現状を論考する。
「あいちトリエンナーレ2019」参加前後の自分自身を相手に始まった、今回の往復書簡。最初の手紙となった現在の田中からの語りかけに対し、過去からの返信は届いたのか? 今回は田中が「展示の再設定」を決断する前後の日々が舞台。
写真家の故・砂守勝巳をめぐる連続論考、完結編。再び視点を長崎の雲仙・普賢岳に戻し、彼が『黙示の町』と題して発表した大規模噴火被災地の写真群を見つめる。砂守がそこで、沈黙でも静寂でもなく「黙示」と呼んだものは何か。
写真家の故・砂守勝巳をめぐる連続論考。今回は彼の特異な生い立ちと、若き日のボクサー体験、釜ヶ崎での撮影、さらに写真週刊誌カメラマンとしての顔や、写真集『漂う島とまる水』に至る半生を辿る。それぞれの写真の心奥にあったものとは何か。
第17回となる往復書簡は、現在の田中が過去の自分、すなわち「あいちトリエンナーレ2019」参加前後の田中功起とやりとりする。「あのとき」と「いま」とが交わる思考。それは、未来の誰かへの手紙でもあり得る。
昨年、没後10年を経た写真家・砂守勝巳。平成最初の大災害とも言われた雲仙・普賢岳の噴火被災地をとらえた連作「黙示の町」を知ったことから展覧会企画にまで携わった筆者が、砂守の活動の本質を現代につなぐ連続論考。
記録的な豪雨や台風被害に見舞われた2019年。その爪痕は美術作品にも及んだ。自然災害が多発するなか、2016年の熊本地震に端を発する作品修復プロジェクトを通して、被災と修復について考える。