村上華子「The Perfect」2015年
資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸
vol.2 村上華子
2015年5月30日(土)-7月4日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※アーティストトーク:5月30日(土)18:00-19:00
オープニングパーティー:5月30日(土)19:00-
ギャラリーαMは、「資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸」第二弾として、村上華子の個展を開催する。
村上は1984年生まれ。東京大学文学部を経て、東京藝術大学映像研究科修士課程修了。ベルギー政府奨学生として渡欧、ポーラ美術振興財団在外研修(パリ)を経て現在ル・フレノワ:フランス国立現代アートスタジオに所属。主なグループ展に『パノラマ18』(ル・フレノワ:フランス国立現代アートスタジオ、2014)、『日常の実践』(国際芸術センター青森、2011)、『トーキョーストーリー』(トーキョーワンダーサイト青山)、大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ(2009、2006)。
村上は現在19世紀の古典的な写真技法を研究し、作品へと応用している。本シリーズのキュレーターを務める山本和弘(栃木県立美術館シニア・キュレーター)は、公式ウェブサイトに寄せた「村上華子—偽装世界の空け開け Inside Looking Out (2)」で、村上作品の持つ事実と仮説の縒り合わさった入れ子状の構造、あるいは虚と実のレイヤーは、村上の扱うメディア、写真や映画に本来的に内包されていたものであると記している。また、「村上の狙いはその作品が虚実のどちら側にあるかを鑑賞者に問いかけることではなく、アートという虚が実となった偽装世界を焙り出すことにある」と考察している。
会期初日には、アーティストトーク、オープニングパーティーを予定。