αMプロジェクト2022 判断の尺度 vol.5 高嶋晋一+中川周|無視できる @ gallery αM

 

αMプロジェクト2022
判断の尺度 vol.5 高嶋晋一+中川周|無視できる
2023年1月14日(土)– 3月11日(土)
gallery αM
http://gallery-alpham.com/
開廊時間:12:30-19:00
休廊日:日、月、祝
ゲストキュレーター:千葉真智子(豊田市美術館学芸員)
展覧会URL:https://gallery-alpham.com/exhibition/project_2022/vol5/

 

gallery αMでは、豊田市美術館学芸員の千葉真智子をゲストキュレーターに迎えたαMプロジェクト2022の最終回となる5つ目の展覧会として、『判断の尺度 vol.5 高嶋晋一+中川周|無視できる』を開催する。

高嶋晋一+中川周は、パフォーマンス作品などの制作のほか執筆活動も行なう高嶋(1978年東京都生まれ)と、博物資料やプロダクツの撮影に携わる写真家兼映像作家の中川(1980年高知県生まれ)が2014年に結成したユニット。カメラの運動性を基軸にした映像作品は、運動視差を利用した測量にも似た手法を通じて、人間不在の世界を描いている。主な個展に『高嶋晋一+中川周|経験不問』(Sprout Curation、東京、2022)、『視点と支点――最短距離のロードムービー Perspective And Pivot Point: The Shortcut Road Movie』(MEDIA SHOP|Gallery、京都、2019)。主なグループ展に『それぞれの山水』(駒込倉庫、東京、2020)、『第10回恵比寿映像祭』(東京都写真美術館、2018)、『引込線2017』(旧所沢市立第2学校給食センター、埼玉、2017)、『Self-Reference Reflexology』(Milkyeast、東京、2016)など。共同企画の書籍に、『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』(引込線/放射線パブリケーションズ企画・制作、EOS ART BOOKS、2020年)。

 


高嶋晋一+中川周《Dig a Hole in a Hole (Homogenize) 》2018年

 

本展に寄せた「主体不在の作品」と題したテキストにおいて、千葉は「高嶋+中川による映像作品を見ると、いつも「カメラ」の存在を、「カメラ」が撮っているということを、強く意識させられる」と記し、映像の使用がアートにおける常套手段となり、却って「カメラが何であるか」を、「映像が何であるか」を、「なぜ映像で表現しなければならないのか」が不問にされるなかで、あえてカメラの運動性を基軸にした高嶋+中川の映像作品がもたらす経験に着目する。

 


高嶋晋一+中川周《Landed》2019年


高嶋晋一+中川周《standstill》2017年

 


αMプロジェクト2022 判断の尺度(企画:千葉真智子)

vol.1|髙柳恵里
2022年4月16日(土)- 6月10日(金)
vol.2|加藤巧
2022年6月18日(土)- 8月6日(土)
vol.3|荒木優光
2022年8月27日(土)- 10月15日(土)
vol.4|大木裕之
2022年10月29日(土)- 12日17日(土)
vol.5|高嶋晋一+中川周
2023年1月14日(土)- 3月11日(土)

Copyrighted Image