トランス/リアル—非実体的美術の可能性 vol.2 牛膓達夫「Transparent/Space」@ ギャラリーαM


牛膓達夫「MKSCR」2016年

トランス/リアル—非実体的美術の可能性
vol.2 牛膓達夫「Transparent/Space」

2016年5月28日(土)-7月2日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※アーティストトーク:6月4日(土)18:00-19:00
オープニングパーティー:6月4日(土)19:00-

キュレーター:梅津元(埼玉県立近代美術館主任学芸員/芸術学)

ギャラリーαMでは、埼玉県立近代美術館の梅津元がキュレーションを手掛けたαMプロジェクト2016「トランス/リアル—非実体的美術の可能性」の第二弾として、牛膓達夫の個展を開催する。

牛膓達夫は1958年新潟県生まれ。1986年に武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コースを修了。80年代よりギャラリー21+葉を中心に個展を重ねる。2014年には千葉のメタル・アート・ミュージアムで個展『ひとつ、ふたつ、そして』を開催。近年の主なグループ展に、『ABST OCTOBER』(ヒノギャラリー、東京、2015)、『スパーク』(高崎市タワー美術館、群馬、2013)など。1988年には、谷新がキュレーターを務めた最初のαMプロジェクトで、谷口雅邦との二人展を開催している。

梅津は本展に寄せた文章「Transparent/Space」で、牛膓の作品が、近現代美術の展開において、物質感、量塊性、行為の痕跡など、彫刻の属性(と思われてきた徴候)が吹き飛ばされてもなお残っている「彫刻的なもの」をすくいあげてきたと評し、彫刻という領野に襲来した嵐の中心にあるエアポケットに「非実体的美術の可能性」が鮮やかに浮かび上がってくることを期待している。

なお、本展のアーティストトークとオープニングパーティーは会期初日ではなく、6月4日に開催。アーティストトークはギャラリーαMのYoutubeチャンネルで後日公開。


αMプロジェクト2016『トランス/リアル—非実体的美術の可能性』
展覧会会期

vol.1|越野潤「Translucent/Surface」
2016年4月9日(土)-5月14日(土)

vol.2|牛膓達夫「Transparent/Space」
2016年5月28日(土)-7月2日(土)

vol.3|末永史尚・八重樫ゆい「Transform/Paint」
2016年7月16日(土)-8月27日(土)(夏期休廊:8/7-8/15)

vol.4|相川勝・小沢裕子「Transfer/Information」
2016年9月10日(土)-10月15日(土)

vol.5|伊東篤宏・角田俊也「Transmission/Sound」
2016年10月29日(土)-12月3日(土)

vol.6|文谷有佳里「Transonic/Line」
2016年12月17日(土)-2017年2月4日(土)(冬期休暇:12/25-1/9)

vol.7|田中和人「Transpose/Perception」
2017年2月18日(土)-3月25日(土)

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