αMプロジェクト2022 判断の尺度 vol.4 大木裕之|tiger/needle とらさんの墨汁針 @ gallery αM

 

αMプロジェクト2022
判断の尺度 vol.4 大木裕之|tiger/needle とらさんの墨汁針
2022年10月29日(土)– 12月17日(土)/12月23日(金)
※展覧会は12月17日で終了し、12月20日から12月23日は公開で搬出作業等を行なう。
gallery αM
http://gallery-alpham.com/
開廊時間:12:30-19:00
休廊日:日、月、祝
ゲストキュレーター:千葉真智子(豊田市美術館学芸員)
展覧会URL:https://gallery-alpham.com/exhibition/project_2022/vol4/

 

gallery αMでは、豊田市美術館学芸員の千葉真智子をゲストキュレーターに迎えたαMプロジェクト2022の4回目の展覧会として、『判断の尺度 vol.4 大木裕之|tiger/needle とらさんの墨汁針』を開催する。

大木裕之(1964年東京都生まれ)は、カメラを手に世界各地を旅し、膨大なイメージを次々に重ねていく独特で詩的な映像表現を中心に、ドローイング、インスタレーション、パフォーマンスなど幅広い表現を展開している。東京大学工学部建築学科在学中の80年代前半より映像制作をはじめ、89年に北海道松前町を中心にした映像作品群〈松前君シリーズ〉に着手、96年に『HEAVEN–6–BOX』で第46回ベルリン国際映画祭NETPAC賞を受賞。その後も『時代の体温』(世田谷美術館、1999)、『How Latitudes Become Forms:Art In a Global Age』(ウォーカーアートセンター、ミネアポリス、2003)、『六本木クロッシング』(森美術館、2004)、『マイクロポップの時代:夏への扉』(水戸芸術館、2007)、シャルジャ・ビエンナーレ(2007)、『Out of the Ordinary』(ロサンゼルス現代美術館、2007)、『ライフ=ワーク』(広島市現代美術館、2015)、『歴史する! Doing History!』(福岡市美術館、2016)、『あいちトリエンナーレ2016:虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅』、『M+ Moving Image Collection』(M+、香港、2021)など国内外の数多くの展覧会に参加している。

 


大木裕之《LTBTIQ》2017年|HDビデオ、6分41秒

 

本展に寄せたテキスト「私の総体/個と社会の不可分性」の中で、千葉は「社会的、政治的であるとは、どのような態度を指していうのだろうか。そして芸術において社会的、政治的であるとは、どのような造形をして成立し得るというのだろうか」と問い、「その日の出来事やその時々に感受し、想起したことを何十年にもわたり、メモに取り、言葉に留め続ける」大木の制作活動にその答えを見出そうとする。

本展では、会期中も大木の経験や想起に応じて作品が形を変えていくだけでなく、12月17日の会期終了後から12月23日の搬出完了までの間の、その行為とそれに応じて変化する会場の有り様もまた大木の作品の大事な要素と捉えて公開する。

 


大木裕之《色目》1992年|16mmフィルム(カラー、サイレント)、7分


大木裕之《心の中》1998年|16mmフィルム、89分

 


αMプロジェクト2022 判断の尺度(企画:千葉真智子)

vol.1|髙柳恵里
2022年4月16日(土)- 6月10日(金)
vol.2|加藤巧
2022年6月18日(土)- 8月6日(土)
vol.3|荒木優光
2022年8月27日(土)- 10月15日(土)
vol.4|大木裕之
2022年10月29日(土)- 12日17日(土)
vol.5|高嶋晋一+中川周
2023年1月14日(土)- 3月11日(土)

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