Sean Landers Polar Bear Cub (North Slope, AK) (2015) © Sean Landers / Courtesy Taka Ishii Gallery, Tokyo
ショーン・ランダース
2015年12月5日(土)-2016年1月16日(土)
タカ・イシイギャラリー
http://www.takaishiigallery.com/
開廊時間:12:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※オープニング・レセプション:12月5日(土)18:00-20:00
タカ・イシイギャラリーでは、2009年以来6度目となるショーン・ランダースの個展を開催。ランダースは、絵画の永続性と、絵画が作家の分身となる方法という関心のもとに制作された新作8点を発表する。
ショーン・ランダースは1962年マサチューセッツ生まれ。90年代よりさまざまな伝統的/非伝統的な手法とメディアを駆使した制作活動を展開しており、ポスト・コンセプチュアルアートとの代表的な存在として、第45回ヴェネツィア・ビエンナーレのアペルト(1993)をはじめ、世界各地の数多くの展覧会に参加している。近年の主な個展には、セントルイス現代美術館(2010)やクンストハレ・チューリヒ(2004)がある。
本展には、ルネ・マグリットのヴァーシュ(雌牛)の時代」(1947-48)の絵画にヒントを得て、同時期のマグリットが多用したタータンチェックを流用し、北米に生息する哺乳動物の姿を描いた絵画と、テキストとイメージを混在させたポプラの森の夜の雪景色を描いた絵画を発表する。これらの新作絵画には、「作家にとって残るものが唯一作品であるとき、作家であることはどのような意味をもつのか、そしてどのように将来にわたって意味のある存在であり続けることができるのか」というランダースの問題意識が通底している。
「ぼくが立つ場所、このキャンバスの前で、今あなたが読んでいる痕跡を刻みつける。ここが地球上に存在する最高の場所だ。」
(ショーン・ランダース、本展プレスリリースより)
Sean Landers Fox Kit (Litchfield, CT) (2015) © Sean Landers / Courtesy Taka Ishii Gallery, Tokyo