杉戸洋 − こっぱとあまつぶ @ 豊田市美術館


杉戸洋「無題」2016年 作家蔵

杉戸洋 − こっぱとあまつぶ
2016年7月15日(金)-9月25日(日)
豊田市美術館
http://www.museum.toyota.aichi.jp/
開館時間:10:00-17:30 入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、祝日および8/15は開館)

展覧会担当:能勢陽子(豊田市美術館学芸員)

豊田市美術館では昨年来美術館規模の個展が続く、90年代以降の日本の現代絵画を代表する画家、杉戸洋の個展『杉戸洋 − こっぱとあまつぶ』を開催する。

杉戸洋は1970年愛知県生まれ。幼少期から14歳までニューヨークで過ごす。92年に愛知県立芸術大学美術学部日本画専攻を卒業。抽象と具象、装飾と物語の狭間を行き来する独自の色面構成の絵画を、90年代より国内外の数多くの展覧会で発表している。近年の主な個展に、『April Song』(ヴァンジ彫刻庭園美術館、2006)、『Focus: Hiroshi Sugito』(フォートワース近代美術館、2006)、『杉戸洋 frame and refrain』(ベルナール・ビュフェ美術館、2015)、『杉戸洋 天井の下地』(宮城県美術館、2015)がある。そのほか、第8回イスタンブール・ビエンナーレ(2008)、第7回光州ビエンナーレ(2008)、『ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開』(原美術館、2009)、『絵画の庭—ゼロ年代日本の地平から』(国立国際美術館、2010)、『絵画、それを愛と呼ぶことにしよう vol. 9 小林正人+杉戸洋』(ギャラリーαM、2013)、あいちトリエンナーレ2013、『ロジカル・エモーション−日本現代美術展』(ハウス・コントルクティヴ美術館ほか、2014-2015)などに参加している。現在、小林正人と牧嶋タケシとのグループ展『TABLE OF THREE』をシュウゴアーツ ウィークエンドギャラリーで開催している。(8月7日まで)

杉戸にとって出身地域では初めての大規模個展となる本展では、これまでの制作活動を回顧的に振り返りつつも、新作を中心とした内容となる。また、東京を拠点とするスパイダース(青木淳、大石雅之)、岡崎を拠点とするstudio velocity(栗原健太郎、岩月美穂)の2組の建築家とのコラボレーション作品を出品。絵画に建築家とのコラボレーションによる構築物が加わることで、空間全体を繊細に変容させる試みも行なわれる。

関連企画
studio velocityと杉戸洋の対談
2016年7月16日(土)14:00-15:30
会場:豊田市美術館1階講堂
定員:172名(先着順)

青木淳と杉戸洋の対談
2016年9月25日(日)14:00-15:30
会場:豊田市美術館1階講堂
定員:172名(先着順)


杉戸洋「particles and raindrops」2015年 作家蔵

小林正人 牧嶋タケシ 杉戸洋『TABLE OF THREE』
2016年6月26日(日)-8月7日(日)
シュウゴアーツ ウィークエンドギャラリー
http://shugoarts.com/
開廊時間:12:00-18:00
休廊日:月、火、水、木、金

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