玉山拓郎:FLOOR @ 豊田市美術館


MV01、2024 Photo: Kohei Omachi (W)

 

玉山拓郎:FLOOR
2025年1月18日(土)-5月18日(日)
豊田市美術館
https://www.museum.toyota.aichi.jp/
開館時間:10:00–17:30 入場は閉館30分前まで
休廊日:月(ただし、2/24、4/28、5/5は開館)
展覧会担当:鈴木俊晴(豊田市美術館学芸員)
展覧会URL:https://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/tamayama_takuro

 

豊田市美術館では、立体的な造形や光、映像、音を組み合わせたインスタレーションを展開してきた玉山拓郎による個展「玉山拓郎:FLOOR」を開催する。

玉山拓郎(1990年岐阜県生まれ)は、⾝近にあるイメージをもとに家具や⽇⽤品のようなオブジェクトを⽣み出し、映像の⾊調、モノの律動、鮮やかな照明や⾳響を組み合わせた表現を行なう。2013年に愛知県⽴芸術⼤学美術学油画専攻を卒業。2015年に東京藝術⼤学⼤学院美術研究科絵画専攻油画研究分野を修了している。主な展覧会に、「LIGHT vol.2」(WALL_alternative、東京、2024)、「アートサイト名古屋城 2023 想像の復元」(名古屋城内各所、愛知、2023)、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館、東京、2022)、「NACT VIEW 01」(国立新美術館、東京、2022) 、「Anything will slip off / If cut diagonally」(ANOMALY、東京、2021)、「開館25周年記念コレクション展 VISION Part 1 光について / 光をともして」(豊⽥市美術館、愛知、2020)など。

 


MV02、2024 Photo: Kohei Omachi (W)


玉山拓郎《FLOORのプラン》2024年

 

本展では、ひとつのインスタレーションの展示を基本とし、建築家の谷口吉生が手がけた豊田市美術館の2階から3階の5つの展示空間に、建築とも、構造物とも、彫刻や立体作品ともつかない、全面をカーペットに覆われた巨大な物体を貫入する。スポットライトやシーリングライトを使わず、一部を除いて自然光のみで構成することで、4カ月の期間を通してゆっくりと日差しが移ろい、展示室内の見え方が変わっていく。また、開幕から1月末までの期間は、閉館時間が近づくにつれ展示室が暗くなり、非常灯など限られた灯りによって浮かび上がる非日常な展示空間で作品を体験できる。

 

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