マルティーノ・ガンパー 100日で100脚の椅子 @ 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

マルティーノ・ガンパー 100日で100脚の椅子
2015年6月13日(土)-9月23日(水・祝)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 3階展示室Cおよび1階エントランス
http://mimoca.org
開館時間:10:00-18:00(6/13は20:00まで)入館は閉館30分前まで
会期中無休

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館では、デザイナーとして一点物から大量生産品まで手掛けるとともに、インスタレーションや展覧会デザインなど、アートとデザインの領域を越えた活動を続けるマルティーノ・ガンパーの日本初個展「100日で100脚の椅子」を開催する。企画担当は国枝かつら(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館学芸員)。

マルティーノ・ガンパーは1971年メラーノ(イタリア)生まれ。地元の家具職人に14歳で弟子入り、その後、ウィーン美術アカデミーでミケランジェロ・ピストレットの元で彫刻を学び、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートの修士課程を修了。現在もロンドンを拠点に活動を続ける。これまでにマニフェスタ7やグラスゴーのモダン・インスティテュートなどでも作品を発表。昨年はロンドンのサーペンタイン・ギャラリーで『design is a state of mind』を企画。同企画は、トリノ、ボルツァーノを巡回中。そのほか、ファッションブランドのプラダやアニヤハインドマーチとのコラボレーションなど幅広い活動を行なう。

ガンパーは2007年に、ロンドンの路地や友人の家から使われなくなった椅子を集めて、椅子の歴史を参照しながらも即興的に組み立て直し、1日1脚、100日で100脚のそれぞれ固有の椅子をつくりあげた「100日で100脚の椅子」を発表。同プロジェクトは、ロンドンで制作した99脚の椅子が世界各地を巡回し、各地で得られた椅子の素材や構造、デザイン、そして1日で1脚という制約のもとで新しい椅子の可能性を探るという形で展開している。本展でも、丸亀在住の人々から譲り受けた椅子から新しい椅子の可能性を探り、丸亀の「100脚目の椅子」を制作、発表する。

また、会期初日にはガンパーが2002年から継続して開催している食とデザインを融合したイベント「Torattoria(トラットリア)」から派生したオープニングパーティーを開催。同日は20:00まで夜間開館を実施する(オープニングパーティーの会場準備のため、カフェレストMIMOCAは17:00-18:00まで一旦閉店)。また、翌6月14日はアーティスト・トークを開催。そのほか、会期中にワークショップ「Is this イス?手のひらサイズのひらめきイス」やキュレーターズ・トークも実施。

なお、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館では『猪熊弦一郎展 猫達』と常設展『猪熊弦一郎展 渡米と抽象表現』を同時開催。

関連イベント
オープニングパーティー「basta la pasta|バスタ・ラ・パスタ」
2015年6月13日(土)18:00-19:00
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 3階カフェレストMIMOCA
参加料:無料(追加のドリンク、食事は別途オーダー可)
※事前申込不要(要展覧会チケット)

アーティスト・トーク
マルティーノ・ガンパー
2015年6月14日(日)15:00-
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2階ミュージアムホール
定員:170名(先着順)
参加料:無料

※そのほかの関連イベントは美術館公式ウェブサイトを参照。

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