「モンシェリー:自画像としてのスクラップ小屋」 2012年 (細部)
dOCUMENTA(13)での展示風景 写真:山本真人. © Shinro Ohtake
大竹伸朗展 ニューニュー
2013年7月13日(土)-11月4日(月、祝)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
http://www.mimoca.org/
開館時間:10:00-18:00 入館は閉館30分前まで
※夜MIMOCA:7月20日及び第二、第四土曜日は夜間開館のため21時まで開館
休館日:会期中無休
昨年のドクメンタ13に続き、今年はヴェネツィア・ビエンナーレ企画展に出品するなど、国際的に活躍する大竹伸朗の新作及び国内未発表作品を中心とした個展『ニューニュー』が、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催される。
大竹は1980年代初頭に新しいペインティングの旗手として台頭を現し、その後も圧倒的な質と量の作品を絵画、立体、写真、印刷物、音などあらゆる手段で制作、現代美術の領域に留まることのない多彩な活動を展開してきた。2006年には、2000点を越える膨大な作品群による東京都現代美術館全館を使った回顧展『全景』を開催。昨年はカッセルで開催されたドクメンタ13に参加し、今年もヴェネツィア・ビエンナーレ企画展『エンサイクロペディック・パレス』に出品するなど、大規模な国際展での発表も続いている。
本展は、制作の場を宇和島へと移し25年を経て、新しい局面を迎えつつある「大竹伸朗の現在」に焦点を絞ったひさしぶりの大規模な新作展となる。上述したドクメンタ13ではカッセルの森の中に建てられていた「モンシェリー:自画像としてのスクラップ小屋」(2012年)が美術館に新たに展示され、高さ6mに達する平面作品や大量のネオン管からなる立体作品、同館の三層吹き抜けのエントランスに設置される立体作品など大型の新作群、世界のタイル博物館で発表した「焼憶」(2013年)、さらに、2011年より取り組んでいる「時憶」シリーズなど、2010年代に制作されたペインティングやドローイングが展示される。
会期中、大竹本人によるアーティスト・トークが7月20日に行われ、そのほか、本展担当キュレーターの中田耕市、古野華奈子、松村円によるキュレーターズ・トークが毎日曜日に企画されている。
今夏、大竹は高松市美術館でも個展『憶速』(7月17日-9月1日)を開催、瀬戸内国際芸術祭2013/夏・秋会期(7月20日-9月1日、10月5日-11月4日)でも女木島にて「女根/めこん」を発表する。なお、7月20日から9月1日の間はすべてのプロジェクトの会期が重複する。
アーティスト・トーク
2013年7月20日(土)18:30-
会場:同館2階ミュージアムホール
参加料:無料(※要予約、展覧会チケット)
大竹伸朗展『憶速』
2013年7月17日(水)-9月1日(日)
高松市美術館
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/
瀬戸内国際芸術祭2013 —アートと島を巡る瀬戸内海の四季—
夏会期:2013年7月20日(土)-9月1日(日)
秋会期:2013年10月5日(土)-11月4日(日)
http://setouchi-artfest.jp/
大竹伸朗「女根/めこん」
http://setouchi-artfest.jp/artwork/a036