白川昌生「消費と増殖(部分)」2015-2016年
資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸
vol.7 白川昌生
2016年2月20日(土)-3月26日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※アーティストトーク:2月20日(土)18:00-19:00
オープニングパーティー:2月20日(土)19:00-
ギャラリーαMでは、昨年4月から続く今回のαMプロジェクト「資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸」の最終回として、ドイツでの活動を経て、現在は群馬を拠点に活動する白川昌生の個展を開催する。
白川昌生は1948年福岡県生まれ。哲学を学ぶためにストラスブールへと渡り、カールスルーエ、パリなどを経て、76年にドイツ・デュッセルドルフ国立美術大学に入学。81年にマイスターの称号を取得する。ドイツを中心にヨーロッパで、制作のみならず、執筆や展覧会企画など、さまざまな活動を展開。83年に帰国すると、群馬にアトリエを構え、93年には地域とアートをつなぐ美術活動団体「場所・群馬」を設立する。近年は、『白川昌生 ダダ、ダダ、ダ 地域に生きる想像☆の力』(アーツ前橋)、『消された記憶』(表参道画廊)、『白川昌生|閲覧室』(art and river bank)といった個展を開催。引込線(2015)や水と土の芸術祭(2012)などに参加、作品を発表している。
本シリーズのキュレーターを務める山本和弘(栃木県立美術館シニア・キュレーター)は、公式ウェブサイトに寄せた「敗北の記念碑と太陽 Inside Looking Out (7)」で、白川の「敗北の記念碑」を「勝者になりうる可能性を保ちながらも、現実にはマイナーとしてのみサバイバルしうる芸術そのものの隠喩であり、勝者の潜在性は常に敗者にみえる芸術のジレンマの象徴」と解釈し、白川を資本空間に抗う(ソーシャル・)アーティストたちの指標と位置づけている。
会期初日は、アーティストトークとオープニングパーティーを開催。アーティストトークはギャラリーαMのUSTREAMチャンネルで配信予定。
資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸
vol.1 豊嶋康子:2015年4月11日(土)-5月16日(土)
vol.2 村上華子:2015年5月30日(土)-7月4日(土)
vol.3 隠崎麗奈:2015年7月18日(土)-8月29日(土)(夏期休廊:8/9-8/17)
vol.4 鈴木孝幸:2015年9月12日(土)-10月17日(土)
vol.5 藤堂 :2015年10月31日(土)-12月5日(土)
vol.6 河合政之:2015年12月19日(土)-2016年2月6日(土)(冬期休暇:12/27-1/11)
vol.7 白川昌生:2016年2月20日(土)-3月26日(土)