「ジャパン・シンドローム 水戸編」2012年. 撮影:松本美枝子
高嶺格のクールジャパン
2012年12月22日(土)–2013年2月17日(日)
水戸芸術館現代美術ギャラリー
http://arttowermito.or.jp/
開館日時:火–日(12/24, 1/14, 2/11は開館、12/27-1/3, 15, 2/12は休館)
9:30-18:00 ※入場は閉館30分前まで
昨年、国内美術館三館を巡回する個展を開催した高嶺格の新作個展『高嶺格のクールジャパン』が水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催される。
高嶺はアメリカの帝国主義、障碍者の性、在日外国人問題といったテーマをインスタレーション、メディアアート的手法、あるいはパフォーマンスを用いて取り組んできた。上述した巡回個展『とおくてよくみえない』やヴェネツィア・ビエンナーレ(2003)をはじめとする数多くの企画展、また、釜山ビエンナーレ2012にも参加している。
本展に際し、高嶺は茨城県東海村と水戸市の中間地点の町に二ヶ月半の間滞在しながら作品の構想を練り、制作を行なっている。幅広い日本文化を海外に積極的に発信するために日本政府が掲げたキーワードである「クールジャパン」を展覧会タイトルとして、高嶺は戦後から現在にいたるまで日本人の無意識に働きかけてきたイメージや言葉に焦点を当てた、高嶺流クールジャパンの世界を体感するインスタレーションを展開する。
会期中には高嶺自身が一時間ギャラリーに滞在し、鑑賞者の質問に答えるアーティスト・イン・ギャラリー、展覧会や作品に寄せられた疑問や質問を元に本展について語る「高嶺格、自作を語る」が企画されている。本展は同センター主任学芸員の高橋瑞木が担当。高橋によるレクチャーも会期中に予定されている。
アーティスト・イン・ギャラリー
12月22日(土)14:00-15:00
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
高嶺格が上記の一時間、ギャラリーに滞在。鑑賞者からの作品やテーマについての質問を受ける。予約不要。
学芸員によるレクチャー
2013年1月19日(土)14:00-15:00
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
定員:50名(先着順、予約不要)
本展企画学芸員の高橋瑞木が高嶺格のこれまでの歩みや、本展覧会の制作の背景について話す。
高嶺格、自作を語る
2013年2月16日(土)14:00-15:30
会 場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
定 員:60 名(先着順・予約不要)
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