「信濃川」Photo: 鈴木孝幸
資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸
vol.4 鈴木孝幸
2015年9月12日(土)-10月17日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※アーティストトーク:9月12日(土)18:00-19:00(既に終了)
オープニングパーティー:9月12日(土)19:00-(既に終了)
ギャラリーαMでは、「資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸」第四弾として、鈴木孝幸の個展を開催している。
鈴木孝幸は1982年愛知県生まれ。2007年に筑波大学大学院芸術研究科修士過程総合造形分野を修了。地面を掘る、拾い上げた物質を積み上げる、削る、切る等の単純な行為を通じて、土地や物質の隠された側面を表出させる作品を制作している。主な個展に『川をつくること、で[place/bottom]』(Gallery HAM、名古屋、2012)、『那珂川のほとりで [place/linear] 』(板室温泉大黒屋サロン、栃木、2010)。主なグループ展に『豊穣なるもの-現代美術in豊川』(豊川市桜ヶ丘ミュージアム他、愛知、2015)、『するがのくにの芸術祭 富士の山ビエンナーレ』(静岡、2014)、『逗子アートサイト』(神奈川県逗子市、2014)、『4th Exhibition AGAIN-ST 置物は彫刻か?』(東北芸術工科大学、山形、2014)、『Transfer Land 渡される(移される)土地(世界)』(旧門谷小学校、愛知)、『境界』(倉庫現代美術館、群馬、2013)、『中之条ビエンナーレ 2013』(群馬県中之条町)、などがある。
本シリーズのキュレーターを務める山本和弘(栃木県立美術館シニア・キュレーター)は、公式ウェブサイトに寄せた「鈴木孝幸—楔形のエネルギー Inside Looking Out (4)」で、鈴木の作品を二次元平面から三次元空間に超出したミニマルアートや制度空間の外部と内部を峻別したアースワークとも異なる水と石との境界である土手や川床などのアナロジーと解釈し、「人智を超えたエネルギーの間接的な可視化は、論理的三次元画像の定義とは相いれないヘリコプターから撮影した湖面に映る熱源としての太陽を収めたスミッソンのフィルムワークと共通する地下世界mundus subterraneusの熱エネルギーを静かに反映している」。
なお、『資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸』の全日程は以下の通り。
vol.1 豊嶋康子:2015年4月11日(土)-5月16日(土)
vol.2 村上華子:2015年5月30日(土)-7月4日(土)
vol.3 隠崎麗奈:2015年7月18日(土)-8月29日(土)(夏期休廊:8/9-8/17)
vol.4 鈴木孝幸:2015年9月12日(土)-10月17日(土)
vol.5 藤堂 :2015年10月31日(土)-12月5日(土)
vol.6 河合政之:2015年12月19日(土)-2016年2月6日(土)(冬期休暇:12/27-1/11)
vol.7 白川昌生:2016年2月20日(土)-3月26日(土)