資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸 vol.6 河合政之 @ ギャラリーαM


河合政之 Video Feedback Configuration No.4 installation @ Fujihira Kiln, Kyoto, 2015 Courtesy of MORI YU GALLERY

資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸
vol.6 河合政之

2015年12月19日(土)-2016年2月6日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝、12/27-1/11
※アーティストトーク:12月19日(土)18:00-19:00
オープニングパーティー:12月19日(土)19:00-

ギャラリーαMでは、「資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸」第六弾として、映像の本質についての考察やメディア社会批判の観点から、既成のジャンルに捕われない幅広い活動を展開する河合政之の個展を開催する。

河合政之は1972年大阪府生まれ。河合は東京大学文学部美学芸術学科在学中の94年からヴィデオアートの制作を始め、映画、現代美術、メディアアート、パフォーマンスなどを横断しながら、世界30カ国以上の映像祭や展覧会で作品を発表している。また、オーバーハウゼン国際短編映画祭審査員奨励賞(2002)や森美術館がプレオープン企画として実施した「Young Video Artists Initiative」(2002)、トーキョーワンダーサイトの「トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル」特別賞(2012)などを受賞。制作のみならず、NPO法人ビデオアートセンター東京の設立や数多くの国際映像展などの企画を手掛け、『情報社会を知るクリティカル・ワーズ』(フィルムアート社、共著、2004)、『映像編集の理論と実践』(法政大学出版局、共著、2008)をはじめとする執筆活動も行なう。現在は、「見ることで考える」という「visual philosophy」をテーマに、web、書籍、映像を横断する新たなメディア文化を立ち上げるプロジェクトを展開しており、2013年には『ぼくらはヴィジュアルで思考する:シームレス・メディアの時代とvideo art(見ることの技術/芸術)』(現代企画室、編共著)を出版している。

本シリーズのキュレーターを務める山本和弘(栃木県立美術館シニア・キュレーター)は、公式ウェブサイトに寄せた「脱世界像のための絶叫 Inside Looking Out (6)」で、河合の活動が視覚イデオロギーの持つ構造そのものへの言説的批評と、その言説を「映像/音響」へと転換させた作品とのディアレクティクによって成立していると述べ、その批評性は「資本空間」という本シリーズ企画のテーマそのものへも向けられていると捉えている。

会期初日は、アーティストトークとオープニングパーティーを開催。アーティストトークはギャラリーαMのUSTREAMチャンネルで配信予定。なお、『資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸』の全日程は以下の通り。

vol.1 豊嶋康子:2015年4月11日(土)-5月16日(土)
vol.2 村上華子:2015年5月30日(土)-7月4日(土)
vol.3 隠崎麗奈:2015年7月18日(土)-8月29日(土)(夏期休廊:8/9-8/17)
vol.4 鈴木孝幸:2015年9月12日(土)-10月17日(土)
vol.5 藤堂  :2015年10月31日(土)-12月5日(土)
vol.6 河合政之:2015年12月19日(土)-2016年2月6日(土)(冬期休暇:12/27-1/11)
vol.7 白川昌生:2016年2月20日(土)-3月26日(土)

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