鈴木理策写真展 意識の流れ @ 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

鈴木理策写真展 意識の流れ
2015年2月1日(日)-5月31日(日)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
http://www.mimoca.org
開館時間:10:00-18:00 入館は閉館30分前まで
会期中無休

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館では、1980年代半ばより写真を媒体に創作活動を続ける鈴木理策による、2007年の東京都写真美術館での個展以来約7年半ぶりの大規模個展となる『鈴木理策写真展 意識の流れ』を開催する。

鈴木理策は1963年和歌山県生まれ。1987年に東京綜合写真専門学校研究科を修了すると、90年に初の個展を開催、98年に初の写真集『KUMANO』(光琳社出版)を発表する。複数の写真を連続したひとまとまりとして構成するシークエンスの手法は、翌年出版した『PILES OF TIME』(光琳社出版)にも引き継がれ、2000年の第25回木村伊兵衛写真賞受賞に至る。その後も、日本各地に残る古代信仰の場や南仏サント・ヴィクトワール山、桜、雪、セザンヌのアトリエといった対象に、それぞれ異なるアプローチで取り組み、写真集を発表している。これまでに、川崎市市民ミュージアム、東京都写真美術館、東京国立近代美術館などの企画展に参加。2003年にヒューストン美術館で開催された『The History of Japanese Photography 1854-2000』にも出品している。2010年には鷹野隆大や松江泰治らと写真分離派を結成、東京、名古屋、京都にて企画展を開催している。

本展では、海岸、湖、木立、花など自然の風景を、8×10インチフィルムを使用する大型カメラで撮影した新作および未発表作を中心に、写真作品約80点と映像作品3点を展示する。展覧会タイトルの「意識の流れ」は、「見るという行為に身をゆだねると、取り留めのない記憶や、さまざまな意識が浮かんできて、やがてひとつのうねりの様な感情をもたらすことがある」という鈴木自身の経験に基づいたもの。展示空間に配置された複数の写真のシークエンスを辿ることで、鈴木が「見た」時間を追体験し、見ることのみずみずしさをあらためて感じられるようなインスタレーションが期待される。

関連イベント
オープニング・トーク ※申込締切終了
鈴木理策 x 加瀬亮
2015年2月1日(日)14:00-
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2階ミュージアムホール

濱口祐自ライブ
濱口祐自 x 鈴木理策アフタートーク
2015年3月28日(土)19:00-
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 3階展示室C
定員:150名
※チケット販売は2月1日(日)10:00より、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館1階受付または同館ウェブサイトにて

追記
中学生〜大人向けワークショップ
写真から生まれる言葉を探して
2015年4月18日(土)、4月19日(日)各日13:00-17:00
講師:鈴木理策、鷹野隆大
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2階造形スタジオ
定員:各日20名
対象:4/18:中学生・高校生、4/19:18歳以上(高校生を除く)
要申込、無料
※申込締切はどちらも4/9(木)必着。詳細は下記URLより。
http://www.mimoca.org/ja/workshop/2015/04/18/1319/

※そのほかの関連イベントは美術館公式ウェブサイトを参照。4月、5月にも関連プログラムを予定。

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