「なおす・合体・代用・融合・連置・還流(亘理町荒浜で収拾した欠片/クローゼットほか)2014年」
パランプセスト―記憶の重ね書き vol.7 青野文昭
2015年2月14日(土)-3月14日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※アーティストトーク:2月14日(土)18:00-19:00
オープニングパーティー:2月14日(土)19:00-
ギャラリーαMでは、打ち捨てられた破損物や漂流物を「なおす」行為を通じて彫刻作品を制作してきた青野文昭の個展を、『パランプセスト―重ね書きされた記憶/記憶の重ね書き』の第7弾として開催する。企画は、宮城県美術館総括研究員の和田浩一。
青野文昭は1968年宮城県生まれ。青野の「なおす」行為は一様ではなく、その多様性は2000年代中頃には「合体」や「代用」といった身のまわりの素材をかけ合わせる方法を取り入れ、その可能性を探求し続けている。90年代前半より仙台や東京を中心に個展を重ね、2000年にはリアスアーク美術館で個展『青野文昭展』を開催。一昨年のあいちトリエンナーレ2013では、東日本大震災に拾ったものをさまざまな形で「なおし」た作品を発表している。現在、韓国・済州島のアラリオ美術館Dongmun Motelの『By Destiny』に出品中。
企画者の和田浩一は、青野の「なおし」を“物体を以前と全く同じ状態に戻したり、作者あるいは観者である我々に都合がよいような出来合いの物語へと落とし込むこととは正反対の方向を向き、常に軋みを伴いながら動き続けるキメラを生み出し続ける”と称している。(「他者を飲み込んだキメラ」)
会期初日の2月14日には、アーティストトークとオープニングパーティーを予定している。