スタジオ・ムンバイ「夏の家」@ 東京国立近代美術館


スタジオ・ムンバイ「夏の家」イメージ
スタジオ・ムンバイ「夏の家」
2012年8月26日(日)-2013年1月14日(月・祝) 会期延長:5月26日(日)
東京国立近代美術館
http://www.momat.go.jp/

今夏の美術館休館期間(7/30-10/15)に入った東京国立近代美術館では、休館期間中の企画として、美術館前庭を使用し、スタジオ・ムンバイの日本初の建築プロジェクト「夏の家」を開催する。
スタジオ・ムンバイは、1995年にビジョイ・ジェインがムンバイに設立した、大工と設計者による建築事務所。職人や芸術家とともに独自の建材をつくり、スケッチや大きなモックアップでの検討を繰り返すプロセスを特徴とし、第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展(2010年)への出品をはじめ、国際的な注目を高めている。昨年から今年にかけて東京都現代美術館で開催された『建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”』にも出品されている。
本プロジェクトでは、かねてよりインドの田舎の集落や移動住居を調査してきたスタジオ・ムンバイが、小さな建築を建てることを通して、“バラック”が持つ可能性を追求する。施工を担当する大工職人も来日し、スタジオ・ムンバイの大きな特徴である「つくりながら考える」を身近に感じることのできる契機として、その施工風景も一般公開される。「夏の家」という企画タイトルが掲げられつつも、スタジオ・ムンバイによって建てられる、いわゆる家のかたちをしていない3つの小屋は、「家とはなにか?」について思いを巡らせる機会となる。
会期中には、ビジョイ・ジェインによる講演会、連続レクチャーシリーズ「青空教室」をはじめ、多数の関連企画が予定されている。詳しくは同美術館60周年記念サイト及び本プロジェクト公式ブログを参照。

東京国立近代美術館 60周年記念サイト:http://www.momat.go.jp/momat60/
夏の家(仮)ブログ:http://www.momat.go.jp/momat60/studiomumbai/

ビジョイ・ジェイン講演会
9月1日(土)14:00-16:00(開場13:30-)
東京国立近代美術館講堂(地下1階)
定員:130名(要申込)聴講無料
※申込方法等:http://www.momat.go.jp/momat60/studiomumbai/0901_lecture.html
申込締切:8月20日(月)24:00

連続レクチャーシリーズ「青空教室」
第1回|動く|「動く家、仮の家」
9月22日(土)18:00-20:00
牧紀男(計画家)、中谷礼仁(歴史工学家)、坂口恭平(建築家など) 


第2回|考える|「家の条件」

9月28日(金)19:00-21:00
藤森照信(建築史家)、塚本由晴(建築家)司会:後藤治(建築史家) 

第3回|つくる|「建築の造り方」
9月29日(土)18:00-20:00
内田祥哉(建築家)、高橋てい一(建築家) 司会:戸田穣(建築史家) 

※いずれも聴講無料、申込不要

*8月26日-9月8日|無休|10:00-21:00
9月11日-10月13日|火–土|10:00-17:00(ただし、9/13-29の毎週木、金、土は21時まで)
10月16日-2013年1月14日|火–日、祝(年末年始12/28-1/1は休館)|10:00-17:00(ただし、金曜日は20時まで)

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