被爆70周年:ヒロシマを見つめる三部作 第2部 俯瞰の世界図 @ 広島市現代美術館


林重男 広島商工会議所屋上から南 1945年 広島平和記念資料館蔵

被爆70周年:ヒロシマを見つめる三部作 第2部
俯瞰の世界図
2015年10月10日(土)-12月6日(日)
広島市現代美術館
http://www.hiroshima-moca.jp/
開館時間:10:00-17:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、10/12、11/23は開館)10/13、11/24

被爆70周年にあたる2015年、広島市現代美術館は原爆被害を受けた広島の過去を振り返り、復興の軌跡を見つめ、「今」そして「これから」を考えるため、「ヒロシマを見つめる三部作」と題した3つの異なる視点に基づいた展覧会を企画。夏に開催した第1部『ライフ=ワーク』に続き、10月10日より、第2部『俯瞰の世界図』を開催する。

1945年8月6日の原爆投下による壊滅の実状を高台から撮影した写真と丹下健三が描いた平和公園を含む都市計画のプラン。本展は、空から見つめられた喪失と再生というふたつの広島の姿を出発点として、ある対象を一望する「俯瞰」の視点に焦点をあて、都市や場所の過去を振り返り、現在を見つめる表現を紹介していく。また、普段の目線の高さや角度とは異なる「俯瞰」の視点には、それまでは気づかなかった部分が見えてくるだけでなく、その場所や物事の全体像が見えてくるという効果があり、次に進むべき方向性を見極める手掛かりを与えてくれるだろう。

参加アーティストは、ジャナーン・アル・アーニ、マシュー・デイ・ジャクソン、チャールズ&レイ・イームズ、林重男、本城直季、石原正、ル・コルビュジエ、林書楷、松江泰治、大岩オスカール、ニパン・オラニウェー、丹下健三、山口晃、吉田初三郎。

広島市現代美術館では現在、コレクション展『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』、ビデオアートプログラム「世界に開かれた映像という窓」第46回:楊嘉輝(サムソン・ヤン)を開催中。


Above:吉田初三郎 グラフ誌『HIROSHIMA』1949年 Courtesy of Tanefusa Yoshida and Hachinohe Clinic Machikado Museum 広島大学森戸資料室蔵. Below:丹下健三「広島平和記念公園平面図」写真 1949年 広島市公文書館蔵

関連プログラム
ニパン・オラニウェー アーティスト・トーク
2015年10月10日(土)14:00-15:30
会場:広島市現代美術館地下1階ミュージアムスタジオ
定員:80名
※要展覧会チケット(半券可)、事前申込不要、逐次通訳付

山口晃 アーティスト・トーク
2015年10月11日(日)14:00-15:30
会場:広島市現代美術館地下1階ミュージアムスタジオ
定員:120名
※要展覧会チケット(半券可)、事前申込不要、当日10:00より受付にて整理券を配布

キッズ・ワークショップ「鳥瞰図を描いてみよう!」
講師:岡本直樹(鳥瞰図絵師/イラストレーター)
2015年11月3日(火、祝)14:00-16:00
会場:広島市現代美術館1階エントランス
定員:20名(要事前申込、申込多数の場合は抽選)締切:10月23日(金)必着
対象:小・中学生(小学3年生までは、必ず保護者同伴)
※申込方法の詳細は下記URLを参照。
http://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/birds-eye_view/

※上記以外の関連イベントは、美術館公式ウェブサイトを参照。
カタカナ表記は主催者資料に基づく。

コレクション展 2015-Ⅱ
われらの狂気を生き延びる道を教えよ
2015年7月25日(土)-10月18日(日)
広島市現代美術館
http://www.hiroshima-moca.jp/

ビデオアートプログラム「世界に開かれた映像という窓」
第46回:楊嘉輝(サムソン・ヤン)
2015年9月8日(火)-10月18日(日)
広島市現代美術館
http://www.hiroshima-moca.jp/

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