アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る @ 森美術館


アクラム・ザアタリ「サイダ、1982年6月6日」1982/2006年 Courtesy: Sfeir Semler Gallery
アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る
6月16日(土)–10月28日(日)
森美術館
http://www.mori.art.museum/
開館日時:会期中無休 10:00-22:00(火曜のみ17時まで)※入館は閉館30分前まで

近年、欧米の美術館での紹介や美術館建設が続くアラブ現代美術を紹介する展覧会『アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る』が森美術館で開催される。
同美術館は、これまでにも中国、アフリカ、インドと非欧米地域の現代美術を紹介する展覧会を開催している。今回はイラクから、アラビア半島周辺、エジプトまでの、方言が異なりるばかりでなく、宗教戒律の程度や衣服を含む生活習慣も大きな差がある東アラブ地域を対象地域に設定し、独自の現地調査と各国の専門家からのアドバイスをもとに企画、構成される日本初のアラブ現代美術展となる。
本展では、アラブ社会へのネガティブなステレオタイプ—テロ、紛争、宗教や民族の対立、政治的分断など—の一方で存在している人々が営む等身大の日常生活や人生の機微などを、「日々の生活と環境」「ステレオタイプとアラブ像」「記憶と記録、未来への思い」の3つのセクションのさまざまな美術表現を通して描き出し、急速に変化を遂げるアラブ世界の現状と文化の多様性を紹介する。

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