1945年±5年 戦争と復興:激動の時代に美術家は何を描いたのか @ 広島市現代美術館


久保守「戦後の風景」1947年 東京都現代美術館蔵

1945年±5年
戦争と復興:激動の時代に美術家は何を描いたのか

2016年7月30日(土)-10月10日(月・祝)
広島市現代美術館
http://www.hiroshima-moca.jp/
開館時間:10:00-17:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、9/19、10/10は開館)、9/20

企画:出原均(兵庫県立美術館学芸員)
担当:洲濱元子(広島市現代美術館学芸員)

広島市現代美術館は、1945(昭和20)年を境にその前後5年間の日本の美術に焦点を当てた展覧会『1945年±5年 戦争と復興:激動の時代に美術家は何を描いたのか』を開催する。

1945年を境にするとき、その前半は日中戦争からアジア・太平洋戦争の時代、後半は日本が敗戦を迎え、連合国によって占領統治された時代にあたる。戦争が軍事力だけではなく、国のあらゆる力を総動員して行われる総力戦となったこの時代、美術の活動は厳しく統制され、戦争遂行に協力することが求められた。当時、画家たちは戦争画や、銃後の人々を顕彰する絵などを制作していたが、戦争画の中にはそれだけに終わらない要素もあり、また個々の美術家の営みは戦争協力に限られるわけでもなかった。本展では、美術家がこの激動の時代にどのように応答したのかを、油彩画を主とする200点近い作品によって紹介する。

会期初日には本展覧会企画者の出原均(兵庫県立美術館学芸員)によるオープニング・ギャラリー・トーク、会期半ばの9月17日には木下直之(東京大学教授、文化資源学)による特別講演会を予定している。


小早川秋聲「国之盾」1944年(一部1968年改作)京都霊山護国神社蔵(日南町美術館寄託)


吉原治良「群像」1946年頃 兵庫県立美術館蔵

関連企画
オープニング・ギャラリー・トーク
出演:出原均(兵庫県立美術館学芸員、本展覧会企画者)
2016年7月30日(土)14:00-15:30
要展覧会チケット(半券可)、事前申込不要

特別講演会「敗戦と美術−変わったことと変わらないこと」
講師:木下直之(東京大学教授、文化資源学)
2016年9月17日(土)14:00-15:30
会場:広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ
要展覧会チケット(半券可)、事前申込不要

※上記以外の関連イベントは、美術館公式ウェブサイトを参照。

同時期開催
コレクション展 2016-Ⅱ
コレクション・ハイライト+特集「ヒロシマの現代美術」
2016年6月18日(土)-9月25日(日)

コレクション展 2016-Ⅲ
コレクション・ハイライト+特集「みみをすます」
2016年10月8日(土)-2017年1月22日(日)

ビデオアートプログラム「世界に開かれた映像という窓」
第52回:スヴェン・ヨーネ
2016年7月12日(火)-9月11日(日)

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