The Daughter of Time (2011) ©Kanako Hayashi
成層圏Vol.7 林加奈子
2月18日(土)-3月24日(土)
ギャラリーαM
http://www.musabi.ac.jp/gallery/
開廊日時:火–土 12:00-18:00
昨年4月よりギャラリーαMにて開催されてきた連続展『成層圏』の最終回にあたる林加奈子の個展が開催される。
林は、現実に対する批判的な実践として芸術活動を捉える。「パフォーマンス」という語が内包する上演性を避ける意味で「行為」という語を採用し、その「行為」を一種の触媒装置として社会に挿入することで人々の意識の変化を試みる。
本展では、2010年10月から2011年10月までの一年間のイギリス滞在から帰国して東京で行なった「行為」の映像を発表する。林はこれまでに、あいちトリエンナーレ2010の現代美術展企画コンペ入選企画展「皮膚と地図」(2010)、広島アートプロジェクト2009などに参加している。
展覧会初日の2月18日にはアーティストトークが行なわれるほか、展覧会最終日の3月24日には、本展キュレーター、鈴木勝雄のほか、同じく『成層圏』にてキュレーターを務めた高橋瑞木、田中正之に、中井康之(国立国際美術館学芸員)を加えた4人をパネリストに迎えたシンポジウム「成層/断層:再起動する美術」が開催される。同シンポジウムでは、この1年の出来事を踏まえ、『成層圏』を振り返りながら美術の行方を見つめる。
シンポジウム「成層/断層:再起動する美術」
3月24日(土)17:00-19:00
パネリスト:高橋瑞木、鈴木勝雄、田中正之+中井康之
予約不要
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成層圏 @ ギャラリーαM