© Louis Vuitton / Jérémie Souteyrat Courtesy of Espace Louis Vuitton Tokyo
『Urban Narratives—ある都市の物語—』
2013年1月26日(土)-5月6日(月)
エスパス ルイ・ヴィトン東京
http://espacelouisvuittontokyo.com/
開館時間:12:00-20:00
休館日:会期中無休
エスパス ルイ・ヴィトン東京第6回目の展覧会として、美術史家兼美術評論家のナナク・ガングリーが選出した4名のインド人アーティストのグループ展『Urban Narratives―ある都市の物語―』が開催されている。
今回選出されたアディプ・ダッタ、スネハシシュ・マイティ、セカール・ロイ、ピヤリ・サドゥカーンはみなコルカタを拠点に活動しており、インドの文化的な歴史に影響を受けながらも、西洋的な要素を取り入れて、キャンパスからデジタル技術などさまざまな表現方法で制作を行なう。
セカール・ロイはアクリル絵具を用いた絵画をインスタレーションに持ち込んだ「スカイライン」を、スネハシシュ・マイティはマスクという具体的な対象を象徴的に取り扱った「マスク—媒介」や古新聞や鉄など異なる素材を使用し、社会運動家アンナ・ハザレのイメージを作り出す立体作品「アンナ—無言の声」を発表する。アディプ・ダッタは発掘現場で発見された化石を模倣したようでいて、まったく汚れのない工業的オブジェとして作り上げられた彫刻作品を、ピヤリ・サドゥカーンは自身が掘り起こしたさまざまな文化的要素を作品に織り込み、本展ではアニメーション作品やインド社会における女性の現状に取り組んだ作品を発表する。なお、出展されている11点中8点の作品が本展のための新作となっている。