Mark Leckey, FIORUCCI MADE ME HARDCORE (1999)© Mark Leckey Courtesy of the artist and Gladstone Gallery
マーク・レッキー「Fiorucci Made Me Hardcore Feat. Big Red Soundsystem」
2024年2月22日（木）－8月18日（日）
エスパス ルイ・ヴィトン東京
https://www.espacelouisvuittontokyo.com/
開館時間：12:00–20:00
休館日：ルイ・ヴィトン表参道店に準じる。
エスパス ルイ・ヴィトン東京では、幅広い表現を通じてポップカルチャーとテクノロジーの関係を考察してきた、イギリス現代美術を代表するアーティストのひとり、マーク・レッキーの個展「Fiorucci Made Me Hardcore Feat. Big Red Soundsystem」を開催する。
マーク・レッキー（1964年バーケンヘッド、イギリス生まれ）は、1990年代後半より、ポップカルチャーとカウンターカルチャーの交差点に位置する幅広い表現を通じて、若者、レイヴ、ポップ、ノスタルジー、階級、イギリス史などの文化を掘り下げてきた。リバプール郊外の労働者階級の家庭に生まれたレッキーは、10代をサッカーのフーリガン文化とデザイナーズファッションが混在する「カジュアルズ」の文化とともに過ごす。1990年にニューカッスル・ポリテクニック（現・ノーザンブリア大学）を卒業したのち、1997年にロンドンに移住。《Fiorucci Made Me Hardcore》（1999）で注目を集めると、2008年にターナー賞を受賞した。主な個展に、「Cinema-in-the-Round」（グッゲンハイム美術館、ニューヨーク、2008）、「SEE, WE ASSEMBLE」（サーペンタイン･ギャラリー、ロンドン、2011）、「On Pleasure Bent」（ハマー美術館、ロサンゼルス、2013）、「Lending Enchantment to Vulgar Materials」（WIELS、ブリュッセル、2014）、「As If」（ハウス・デア・クンスト、ミュンヘン、2015）、「Containers and Their Drivers」（ニューヨーク近代美術館PS1、2016）、「He Thrusts his Fists against the Posts but Still Insists he Sees the Ghosts」（デンマーク国立美術館、コペンハーゲン、2017）、「O’Magic Power of Bleakness」（テート・ブリテン、ロンドン、2019）など。マニフェスタ5（2004）、第8回光州ビエンナーレ（2010）や第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ企画展（2013）といった国際展や美術館の企画展への参加も多数。
Mark Leckey, FELIX THE CAT (2013) Installation view at Fondation Louis Vuitton (2018) © Mark Leckey Photo credits: © Fondation Louis Vuitton / Marc Domage
本展では、レッキーの自伝的要素を含む代表作《Fiorucci Made Me Hardcore Core》を2010年にリマスターした《Fiorucci Made Me Hardcore with SoundSystem（10周年記念リマスター版）》（1999-2003-2010）と、黒猫をモチーフに1919年に考案された漫画のキャラクター、フィリックスを扱った《Felix the Cat》（2013）を展示する。