「シューティング・スターズ」2010年, カラー, サウンド, 9分
ビデオアートプログラム
世界に開かれた映像という窓 第28回:スッティラット・スパパリンヤ
2012年7月18日(水)–9月17日(月・祝)
広島市現代美術館
http://www.hiroshima-moca.jp/
開館日時:火–日(ただし、8/6, 9/17は開館。翌日は休館。)
10:00-17:00 ※入場は閉館30分前まで
広島市現代美術館では、2008年より館内の無料スペースにて国内外の映像作品を紹介するプログラム「世界に開かれた映像という窓」を継続している。28回目となる今回は、スッティラット・スパパリンヤの「シューティング・スターズ」(2010)が紹介される。
1973年にタイのチェンマイに生まれたスパパリンヤは、チェンマイ大学で絵画、ライプツィヒ視覚装丁芸術大学大学院でメディアアートを学ぶ。2011年にはアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の助成を受け、ニューヨークに滞在。今回紹介する「シューティング・スターズ」は、2010年にタイ国内で起こったデモ隊と治安部隊との度重なる衝突から着想を得た作品にも関わらず、鑑賞者は現実から乖離したような美しい映像を前に、信ずべきものは何なのかと自問させられるだろう。同作品は今年2月に東京都写真美術館を中心に行なわれた第4回恵比寿映像祭にも出品されている。
なお、同プログラムでは現在、テル=アビブ在住シャハール・マークスの「1, 2, 3, Herring」を紹介している。(7月16日まで)
ビデオアートプログラム:http://www.hiroshima-moca.jp/main/screening_program.html