田中和人「pLastic_fLowers」2017年
トランス/リアル—非実体的美術の可能性
vol.7 田中和人「Transpose/Perception」
2017年2月18日(土)-3月25日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※アーティストトーク:2月18日(土)18:00-19:00
オープニングパーティー:2月18日(土)19:00-
キュレーター:梅津元(埼玉県立近代美術館主任学芸員/芸術学)
ギャラリーαMでは、αMプロジェクト2016「トランス/リアル—非実体的美術の可能性」の最後を飾る第7弾として、抽象と具象の境界を探る写真作品で知られる田中和人の個展を開催する。
田中和人は1973年埼玉県生まれ。明治大学商学部を卒業後、会社勤務を経て渡米。ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツを2004年に卒業する。2000年代中頃より日本に活動拠点を移し、作品の発表を重ね、2006年にトーキョーワンダーウォール、2007年にmio写真奨励賞で入選を果たし、2011年にはTOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2011を受賞している。近年はMaki Fine ArtsやGallery PARC、SUNDAY(東京)で個展を開催。作品制作に並行して、『NEW INTIMACIES / ニュー・インティマシー』(2016、XYZ collective)、『NEW INTIMACIES / ニュー・インティマシー −親密すぎる展覧会−』(Hotel Anteroom Gallery 9.5、京都、2014)、『アブストラと12人の芸術家』(大同倉庫、京都、2012)といった展覧会企画を手がけている。
色彩や形態における写真を通じた探求を一貫して続けてきた田中は、2015年から取り組む「pLastic_fLowers」を本展に出品する。同シリーズは、カメラと机上に置いた花との間に透明なプラスティック板を置き、そこに様々な角度から見た花の輪郭を すばやくドローイングし、机上の花とともに撮影している。田中の作品における「フィルター」という機能に着目する梅津は本展に寄せた文章「Transpose / Perception」で、「被写体、透明板、カメラの「位置=position」が互換性を帯び、視覚情報の入力から認識の形成へと至る過程において「知覚=Perception」が更新される」と同シリーズを評している。会期初日の2月18日にはアーティストトークとオープニングパーティーを開催。アーティストトークはギャラリーαMのYoutubeチャンネルで後日公開。
αMプロジェクト2016『トランス/リアル—非実体的美術の可能性』
展覧会会期
vol.1|越野潤「Translucent/Surface」
2016年4月9日(土)-5月14日(土)
vol.2|牛膓達夫「Transparent/Space」
2016年5月28日(土)-7月2日(土)
vol.3|末永史尚・八重樫ゆい「Transform/Paint」
2016年7月16日(土)-8月27日(土)(夏期休廊:8/7-8/15)
vol.4|相川勝・小沢裕子「Transfer/Information」
2016年9月10日(土)-10月15日(土)
vol.5|伊東篤宏・角田俊也「Transmission/Sound」
2016年10月29日(土)-12月3日(土)
vol.6|文谷有佳里「Transonic/Line」
2016年12月17日(土)-2017年2月4日(土)(冬期休暇:12/25-1/9)
vol.7|田中和人「Transpose/Perception」
2017年2月18日(土)-3月25日(土)