丹羽良徳「ルーマニアで社会主義者を胴上げする」2010年. ビデオドキュメント(29分09秒)、テキスト. Courtesy: Ai Kowada Gallery.
六本木クロッシング2013展 アウト・オブ・ダウト—来たるべき風景のために
2013年9月21日(土)-2014年1月13日(月)
森美術館
http://www.mori.art.museum/
開館時間:10:00-22:00(火曜のみ17時まで)入館は閉館30分前まで
休館日:会期中無休
森美術館では、開館10周年記念展のひとつとして、日本のアートシーンを総覧する試みとして、2004年より続く3年に一度の展覧会シリーズ『六本木クロッシング』を開催する。
第4回目となる本展は、「アウト・オブ・ダウト—来たるべき風景のために」をテーマに掲げ、今日の社会的な意識を反映をしつつ、歴史やグローバルな視点も参照しながら日本の現代美術の「いま」を紹介する。同美術館チーフ・キュレーターの片岡真実に、ルーベン・キーハン(クイーンズランド・アートギャラリー、ブリスベン近代美術館アジア現代美術キュレーター)、ガブリエル・リッター(ダラス美術館アシスタント・キュレーター)を加えた三人がキュレーターを務める。
参加作家には、既に国際的にも知名度の高いサイモン・フジワラや、第2回次世代アート賞でピープルズチョイス賞を受賞、MoMA Projectsでの発表やBMW Tate Liveへの出演が続く小泉明郎、ニューヨークを拠点に国際的に発表を続ける笹本晃のほか、第55回ヴェネツィアビエンナーレ・ジョージア(グルジア)館参加作家の荒川医は、本展後も国内外での発表が続く南川史門と組んで参加する。そのほか、田島美加や高坂正人ら在外/日系アーティストなど、1970~80年代生まれの若手を中心に、在外/日系アーティストも含む29組が参加する。また、中村宏、赤瀬川原平、中平卓馬、柳幸典の参加は、各作家の作品の今日的意味はもちろんのこと、キュレーター陣に想定された縦軸を示唆するものとなる。
会期中には、アーティスト・リレートークやパネル・ディスカッションのほか、ディスカーシブ・プラットフォームと称し、「議論をするための場」が全10回ほど企画されている。
関連イベント
アーティスト・リレートーク
アキラ・アキラ、荒川医&南川史門、奥村雄樹、高坂正人、田島美加、流井幸治
2013年9月21日(土)17:00-20:00(開場:16:30)
会場:森美術館展示室内
定員:80名、無料(要展覧会チケット)
※要申込
パネル・ディスカッション
「日本現代アートのいまを問う」
蔵屋美香(東京国立近代美術館美術課長)
林道郎(上智大学国際教養学部教授)
ルーベン・キーハン(クイーンズランド・アートギャラリー|ブリスベン近代美術館アジア現代美術キュレーター/本展共同キュレーター)
ガブリエル・リッター(ダラス美術館アシスタント・キュレーター/本展共同キュレーター)
片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター/本展共同キュレーター)
2013年9月22日(日)19:00-21:00(開場:18:30)
会場:アカデミーヒルズ タワーホール(六本木ヒルズ森タワー49階)
定員:300名(要予約)
料金:1,000円(MAMCメンバー無料)
※要申込
参加アーティストリスト
赤瀬川原平
アキラ・アキラ
新井卓
荒川医&南川史門
朝海陽子
千葉正也
遠藤一郎
サイモン・フジワラ
岩田草平×プロマイノリティ
泉太郎
金氏徹平
風間サチコ
小林史子
小泉明郎
満田晴穂
森千裕
中平卓馬
中村宏
中村裕太
丹羽良徳
奥村雄樹
プロジェクトFUKUSHIMA!
流井幸治
笹本晃
下道基行
菅木志雄
田島美加
高坂正人
柳 幸典
過去の六本木クロッシング(開催年、テーマ、キュレーター)
2010「芸術は可能か?」
キュレーター:木ノ下智恵子、窪田研二、近藤健一
2007「未来への脈動」
キュレーター:天野一夫、荒木夏実、佐藤直樹、椹木野衣
2004「日本美術の新しい展望2004」
キュレーター:東谷隆司、飯田高誉、片岡真実、紫牟田伸子、畠中実、原久子