幅広い映像表現を紹介する国内有数の映像祭として知られるイメージフォーラム・フェスティバルが、「交差する視線 ドキュメンタリーという物語」の総合テーマを掲げ、10月12日からシアター・イメージフォーラムなど都内3会場で開催。

幅広い映像表現を紹介する国内有数の映像祭として知られるイメージフォーラム・フェスティバルが、「交差する視線 ドキュメンタリーという物語」の総合テーマを掲げ、10月12日からシアター・イメージフォーラムなど都内3会場で開催。
世界的に高い評価を受けてきたアレック・ソスのこれまでの作品を「部屋」をテーマに編み直し、ほぼすべての出品作品を屋内で撮影した写真で構成する展覧会。初期の代表的なシリーズから世界初公開の最新作まで、約60点の写真を展示し、30年に及ぶソスの表現活動に迫る。
「EXPERIMENT(エクスペリメント)=実験」的な舞台芸術を創造・発信する国際舞台芸術祭が、京都市内複数の会場で開催。「えーっと えーっと」をキーワードに、世界各地の先鋭的なアーティストによる14演目を実施する上演プログラム「Shows」、リサーチプログラム「Kansai Studies」、エクスチェンジプログラム「Super Knowledge for the Future [SKF]」の3つを軸にフェスティバルを展開。
常に変化を続ける東南アジア地域の文化、社会の状況を「リキッドスケープ(流動する風景)」と名付け、1980年代以降に生まれた7組を含む12組の作家の作品を通じて、多様性と流動性が増す現代を生きる手がかりを探る。
1960年代当時の新素材であったボンドを使用した作品で具体美術協会の第二世代の作家として頭角を現し、87歳になる現在もパリを拠点に旺盛な制作を続ける松谷武判の国内初となる包括的な回顧展。初期から最新作を含む作品、資料、映像など200点以上によって松谷の全貌を紹介。
地域の市民からなる「ひらビあーつま~れ」のメンバーとともに対話型の作品鑑賞事業を2015年から続けてきた同館が、10年目をむかえる今年、これまでの活動を振り返る展覧会を開催。所蔵品を中心に対話のみちびきとなるような作品を展示し、鑑賞会などを通じて対話型鑑賞そのものを紹介する。
自他の持つ断片的な経験の時空間と、それを知覚させる物理的な事象に着目し、不確実な物事の隙間や余白、間(ま)にまつわる作品を制作する大石一貴の個展。厳格さと曖昧さを備えた6つのルールを適用し、一編の詩から組成が決定する彫刻作品を展示。
都市と郊外を横断的に整備するインフラストラクチャーや、それらに付属する風景の奥行きに注目し、主に3DCGアニメーションの手法を用いて作品制作を行なう藤倉麻子の個展。本展では、一貫して作品に取り込んできた「日当たり(Sunlight)」と「予告(Announcements)」をテーマに、新作の映像作品や平面彫刻をインスタレーションとして展開。
さまざまな技法を駆使しながら独自のイメージを追求しつづけた日本の前衛美術における重要作家のひとり、瑛九の全画業を紹介する回顧展。油彩画、写真、コラージュ、エッチング、リトグラフなど、多岐にわたる瑛九作品を紹介するとともに、最晩年にたどり着いた点描による作品7点を一挙公開。
劇場空間と現代美術の融合による新しい表現を生み出す展覧会シリーズ「KAAT EXHIBITION」の9回目の企画として、土地の歴史と場所性をテーマとした作品を展開する南条嘉毅による「南条嘉毅展|地中の渦」を開催。
身のまわりの何気ない出来事や日々の生活のなかでの自然や生き物とのささやかな交感を、抽象とも具象ともとれる有機的なイメージとして描き出す金田実生の個展。本展では、目で見ることにだけにとどまらない「見る」という意識的な行為から生まれた油彩を中心とした平面作品10点余りを展示する。
「個々の記憶を含む個人的背景が、いかに集団的な行動や、他者との社会的繋がりへと変容し得るのか」という関心の下、さまざまな表現方法で作品を発表してきたインドネシア出身のアーティスト、ティンティン・ウリアの日本初個展。