所蔵作品展「MOMATコレクション」小特集:プレイバック「抽象と幻想」展(1953-1954)

長谷川三郎「抽象と幻想」展 展示パネル(部分)1953 年

当館は2022 年12 月に開館70 周年を迎えます。今回のMOMAT コレクション展では、初期の重要な
展覧会である「抽象と幻想 非写実絵画をどう理解するか」展(1953 年12 月1 日~ 1954 年1 月20 日)を振り返ります。開館1 周年を迎えるにあたって行われた「抽象と幻想」展は、名品を並べるという従来型の展示とは異なり、同時代の作家を特定のテーマの下で取り上げる新しい試みでした。「抽象」と「シュルレアリスム(幻想)」というモダンアートの二大潮流をめぐって構成された展覧会とは、果たしてどのような内容だったのでしょうか。7 室では、残された資料や記録を元に制作した再現VR を投影します。VR を通して、当時の展示空間を追体験してみてください。8 室では、「抽象と幻想」展の出品作品を中心に50 年代の作品を展示しています。初期の実験的な展覧会をリアルとヴァーチャルの両面でお楽しみください。

この他にも、企画展ギャラリーで開催する「大竹伸朗展」(11 月1 日~ 2 月5 日)にあわせて、大竹が注目を集めるようになった1980 年代の日本にスポットを当てた「80年代のニューフェースたち」の展示などもございます。ここでは、当館のコレクションから、大竹と同様、80 年代に若くして活躍するようになった作家たちの作品をご紹介します。



 

 

 

 

 

 

 

秋岡美帆《そよぎ》1988 年


会場:東京国立近代美術館本館所蔵品ギャラリー(4F-2F)
会期:2022年10月12日(水)-2023年2月5日(日)
開館時間:10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)
*入館は閉館30分前まで
休室日:月曜日[2023 年1月2 日、1月9日は開館]、年末年始(12月28日~1月1日)、1月10日(火)
チケット:⇒こちらから来館日時をご予約いただけます。
観覧料:一般 500円 (400円)
大学生 250円 (200円)※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。

無料観覧日:11月3日(文化の日)
5時から割引(金曜・土曜):一般 300円 大学生150円
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。
キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。

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