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Curators on the Move 15

ハンス・ウルリッヒ・オブリスト+侯瀚如(ホウ・ハンルウ) 往復書簡 ビギニング、ビギニング、ビギニング ーいくつものはじまりー   親愛なるハンルゥへ 手紙ありがとう。そして、リヨン・ビエンナーレの成功おめでとう。君からの手紙を受け取った後、アートイットが紙媒体での出版View More >

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特別寄稿 追悼 荒川修作  文/南條史生(森美術館館長)

荒川修作(1936-2010)が逝った。 彼とは数回会ったことがある。1980年代に、名古屋でICA名古屋を運営していたときに、ギャラリーたかぎでオーナーの高木啓太郎氏に紹介されたのが最初だった。そのときには、彼は話しかけるというより、少しくぐもった声で、つぶやくように、日本の事View More >

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バランスの問題

ニューヨーク州では最近ふたつの展覧会『マリーナ・アブラモヴィッチ:The Artist is Present』(ニューヨーク近代美術館)と『キャロリー・シュニーマン:Within and Beyond the Premises』(サミュエル・ドースキー美術館、ニューヨーク州立大学View More >

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ひとさじの記号論

ジュディ・アニア 2007年、東京、森美術館での『笑い展 現代アートに見る「おかしみ」の事情』を企画した片岡真実は、同展のカタログの中でアートの重要な役割のひとつに「固定化し、安定しようとする思考や認識の海に小石を投げ、水面を揺らすことにある」と述べている。 その「水面の揺れ」こView More >

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ニッポン国デザイン村:1

”お水スーツ”の吸引力 地方出張に行った夜、ひとりビジネスホテルの狭い部屋で飲む気にもなれず、地元のスナックのドアを、おそるおそる空けてみる。それなりに歳をとって、どんな高級料理店だろうが怖じ気づいたりはしないが、知らない町の、知らないスナックのドアを開ける瞬間は、いまだに緊張しView More >

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小規模プロダクションと文化の中心勢力

消滅しつつあるアートセンターの事例  ワシフ・コルトゥン イスタンブールやマドリッドを始めとする多くの町において、中規模施設が閉鎖されるケースが近年ますます増えてきている。「アートセンター」や「現代アートセンター(ICA / kunstverein)」と呼ばれる施設である。これらView More >

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7:美術はだれのもの?——北川フラム更迭問題をめぐって(前編)

後編はこちら 新潟市美術館 2007年に在野から招かれ新潟市美術館の館長職にあった北川フラム氏が、09年の夏に報じられた展示作品へのカビ発生騒動に続き、今年になって発見された虫「約40匹」の責任を取るかたちで更迭されたのは記憶に新しい。むろん、収蔵作品に致命的なダメージを与えかねView More >

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連載 田中功起 質問する 3-5:保坂健二朗さんへ 3

件名:気づいたことのまとめとリスト 保坂さんの第2信はこちら|往復書簡 田中功起 目次 保坂健二朗さま お返事ありがとうございました。 アーカイヴ+ストックとライヴ+フローの区分を聞いて、なるほどなあ、と。なにか、ふと、この一連のやりとり(保坂さん以前の土屋さんと成相さんも含んでView More >

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