「ジャガーノート」2009年,ビデオ,21分8秒. Courtesy: Rodeo
MAMプロジェクト019:エムレ・ヒュネル
2013年9月21日(土)-2014年1月13日(月、祝)
森美術館
http://www.mori.art.museum/
開館時間:10:00-22:00(火曜のみ17時まで)入館は閉館30分前まで
休館日:会期中無休
開館当初から継続し、今回で19回目となる森美術館のMAMプロジェクトでは、失敗に終わったユートピアや科学技術神話といったテーマに取り組むエムレ・ヒュネルを紹介する。
エムレ・ヒュネルは1977年イスタンブール生まれ。ミラノのブレラ美術大学、アムステルダムのライクス・アカデミー・レジデンスなどを経て、現在はイスタンブールを拠点に活動している。多岐に渡る表現方法で、文学や映画を含む芸術のみならず、科学やテクノロジー、戦争、医学の歴史など幅広い領域を参照した作品を制作している。代表作のひとつ「パノプティコン」(2005年)は、謎の生命体による社会を描いたアニメーションで、秘教、歴史、権力社会や人間と自然の関係性について言及している。ファウンドオブジェを用いたインスタレーションを発表した昨年のマニフェスタ9をはじめ、釜山ビエンナーレ(2010年)、アジア・パシフィック・トリエンナーレ(2009年)、『ヤンガー・ザン・ジーザス』(2009年,ニューミュージアム)、マニフェスタ7など、多数の国際展、企画展に参加している。
本展では、「ジャガーノート」(2009年)と新作を含むインスタレーションを発表する。「ジャガーノート」は「制御不可能な巨大な力」を意味しており、万国博覧会、自動車産業などの近代化の象徴を参照しつつ、航空学、戦闘機を主題に、科学やテクノロジーが戦争と共に発展してきたことを示唆する映像作品。会期初日(9/21)には、アーティストトークを予定。
「キゾティック」(部分)2011年,インスタレーション. Courtesy: Rodeo
アーティストトーク
エムレ・ヒュネル
2013年9月21日(土)14:00-15:30
会場:森美術館展示室内
定員:80名(要予約)無料(要展覧会チケット)
※ 申込: http://www.mori.art.museum/contents/mamproject/project019/event.html