八幡亜樹「jaPandesal 2013」(Pand endingより)2013年 音楽:村上裕
「楽園創造(パラダイス)—芸術と日常の新地平—」vol.7 八幡亜樹
2014年2月15日(土)-3月22日(土)
ギャラリーαM
http://www.musabi.ac.jp/gallery/
開館時間:11:00-19:00
休館日:日、月、祝
中井康之が一年間キュレーターを務めたαMプロジェクト2013「楽園創造(パラダイス)—芸術と日常の新地平—」の第7弾として、八幡亜樹の個展がギャラリーαMにて開催される。
八幡は1985年東京生まれ北海道育ち。東京藝術大学在学中よりノンフィクションとフィクションが混淆する物語世界を有する「ミチコ教会」(2008)や「ヤマンバパン」(2008)といった映像インスタレーションを発表。これまでに、「REFLECTION」(水戸芸術館,2010)、『六本木クロッシング2010 芸術は可能か?』(森美術館,2010)、国際交流基金の主催する『Omnilogue: Journey to the West』(ラリット・カラ・アカデミー,ニューデリー,2012)などに参加している。
本展では、フィリピンの日常を土地の人々に親しまれ、常食されているパン、パンデサルを主題に映像化を試みた新作「ja Pandesal 2013」を発表する。パンデサルはスペイン語で「塩のパン」を意味し、スペイン統治時代に始まり、甘党のフィリピン人に合わせて甘いパンへ変化したと考えられている。第二次大戦中、フィリピン・ダバオ市の日本人キャンプに密輸され、飢餓下の日本人達を救った歴史がある。映像制作を世界を考える為の装置として捉える八幡だが、同作品は映像制作過程におけるさまざまな種の映像素材を取り入れた構成となる予定。