みんな、うちのコレクションです @ 原美術館


艾未未(アイ ウェイウェイ)「毛像組 1」 1985年

みんな、うちのコレクションです
2016年5月28日(土)-8月21日(日)
原美術館
http://www.haramuseum.or.jp/
開館時間:11:00-17:00(祝日を除く水曜は20:00まで)入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし7/18は開館)、7/19

原美術館では、約2年振りとなる全館を使ったコレクション展示『みんな、うちのコレクションです』を開催する。

本展では、日本の現代美術専門館の草分けとして1979年に開館した原美術館が、これまでに収集してきた約1,000点にのぼる所蔵作品の中から、横尾忠則の絵画「DNF: 暗夜光路」(2001)や加藤泉の彫刻「無題」(2008)、そのほか、クリスト&ジャンヌ=クロード、ウィリアム・ケントリッジらの作品を展示。また、展示のみならず、積極的な社会活動でも知られる艾未未の初期作品「毛像組 1」(1985)や、日本からブラジルに帰化して制作活動を続け、昨年他界したトミエ・オオタケの絵画も出品される。

原美術館の建築は、もともと個人邸宅として1938年に渡辺仁の設計で建てられ、同時代の欧風邸宅を美術館として再生した例としては、東京都庭園美術館と並ぶ。このような背景を活かし、原美術館では、これまでに空間と作品との対話を重視した展示構成を心掛け、作品のみならず、美術を鑑賞体験する「場」そのものも見どころのひとつとなっている。

上述した出品作品のほか、もともと浴室や洗面所などに利用されていた空間にも、森村泰昌、奈良美智、宮島達男、須田悦弘、鈴木康広、ジャン=ピエール・レイノーの常設展示作品、また、野外にも、李禹煥、杉本博司、三島喜美代、アドリアナ・ヴァレジョンらの常設作品が点在している。

会期中には、国際的に活躍するパーカッショニスト、加藤訓子によるコンサート「ライヒ〜ペルトの世界」や、写真家のトヨダヒトシによるスライドショーを予定している。


横尾忠則「DNF: 暗夜光路 眠れない街」 2001年


奈良美智「My Drawing Room」 2004年~、撮影:木奥惠三

関連企画
加藤訓子コンサート「ライヒ〜ペルトの世界」
2016年6月3日(金)19:00-
2016年6月4日(土)18:00-
予約方法など詳細は下記URLを参照。
https://www.art-it.asia/u/HaraMuseum/kD14lOZso3zF8xaK7hUI

トヨダヒトシ スライドショー(仮題)
2016年8月13日(土)、8月14日(日)

※そのほかの関連企画は、公式ウェブサイトを参照。


美術館外観:玄関、撮影 渡邉修


1938 年竣工当時の外観、撮影者不詳

古/今 書院でみる現代美術 原美術館コレクション
2016年5月20日(金)-6月26日(日)
ハラミュージアムアーク 特別展示室 觀海庵
http://www.haramuseum.or.jp/
開館時間:9:30-16:30 入館は閉館30分前まで
休館日:木

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