アナタにツナガル @ 新潟市美術館


折元立身

アナタにツナガル
2016年2月13日(土)-4月10日(日)
新潟市美術館
http://www.ncam.jp/
開館時間:9:30-18:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、3/21は開館)、3/22

本展公式Facebook:https://www.facebook.com/ncam.tsunagaru/

企画:塩田純一(新潟市美術館館長)、荒井直美(新潟市美術館学芸員)

新潟市美術館では、老いや障害、介護、壊れていくコミュニティ、そうしたさまざまな社会の現実に対峙し、他者とつながる術としてのアートを考える企画展『アナタにツナガル』を開催する。

本展では、従来のアートの枠組みを越えて、身近な社会や人々の暮らしにかかわっていく、コミュニケーション型の表現を取り上げる。折元立身は、アルツハイマー病の母親の介護の日常から生まれた「ART MAMA」や動物をパートナーとしたシリーズを写真や映像で展示するほか、展覧会初日には顔にパンをくくりつけた「パン人間」のパフォーマンスを行なう。岩井成昭は、新潟市内の空き家を取材した大規模な映像インスタレーションと妊婦へのインタビューをもとにした作品を出品。また、知的障害があり、市内の福祉作業所で制作する神林美樹は、木工室の木っ端、海岸で拾った流木、牛乳パックなどさまざまなものを素材にした作品を出品。新潟に暮らす障害がある人々の創造活動を豊かにする活動を行なう「アートキャンプ新潟」のメンバー、角地智史と知的障害のある写真家、田中仁の二人三脚による表現を発表するなど、さまざまな角度から、「遠くて近い」他者とはなにかを考える。


岩井成昭「喝采の記憶」2015年


神林美樹「ゴム人間」2014年


田中仁

関連企画
折元立身パフォーマンス「BREAD MAN Meets THE BLIND」
出演:折元立身(本展出品作家)
2016年2月13日(土)14:00-
会場:新潟市美術館 企画展示室内
※要当日観覧券、事前申込不要

トーク「障がいとアート つくるをささえる/つくるをつなげる」
出演:角地智史(本展出品作家/アートキャンプ新潟)
聞き手:塩田純一(新潟市美術館館長)
2016年2月28日(日)14:00-15:30
会場:新潟市美術館 講堂
定員:80名
※要当日観覧券、事前申込不要、聴講無料

アーティストトーク 折元立身
出演:折元立身(本展出品作家)
2016年3月6日(日)14:00-15:30
会場:新潟市美術館 企画展示室
※要当日観覧券、事前申込不要

アーティストトーク 岩井成昭 x ナシモトタオ
出演:岩井成昭(本展出品作家)、ナシモトタオ(映像作家/国際映像メディア専門学校 映画プロデュース科科長)
2016年3月13日(日)14:00-15:30
会場:新潟市美術館 講堂
定員:80名
※要当日観覧券、事前申込不要、聴講無料

※そのほかの関連企画は、美術館公式ウェブサイトおよびFacebookを参照。


岩井成昭「未来への命名」2015年

フルマチ・アートスタジオ アーティスト・イン・レジデンス
岩井成昭《ナマエラボ》

2016年3月20日(日)-3月27日(日)
会場:フルマチ・アートスタジオ
https://www.facebook.com/furumachiartstudio
※本展の出品作品と関連したプロジェクトを空き店舗を活用したスペースで行なう。

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