2016年2月27日、国立新美術館、森美術館、国際交流基金アジアセンターは、2017年夏の展覧会共同開催に向けた共同シンポジウム「日本は東南アジアの現代美術にいかに関わってきたのか?」を国立新美術館で開催する。
国立新美術館、森美術館、国際交流基金アジアセンターは、昨年、リサーチプロジェクト「SEAプロジェクト:東南アジアの現代美術——1980年代から現在まで」(SEAプロジェクト)を立ち上げ、ASEAN諸国を中心に調査活動を展開している。「SEAプロジェクト」では、調査のプロセスも重要な要素であるととらえ、早い段階から調査内容を公開、共有するために、公式ウェブサイトを開設。また、展覧会開催まで約一年半前より、継続的なプレイベントの実施を予定している。
プレイベント第一弾となる今回のシンポジウムでは、後小路雅弘、古市保子、霜田誠二がそれぞれ、福岡市美術館および福岡アジア美術館の活動、アセアン文化センター設立から形を変えながら継続されている国際交流基金の東南アジアでの活動、日本国際パフォーマンスアートフェスティバル(NIPAF)の活動を紹介し、その後、全体でのパネルディスカッションを行なう。シンポジウムを通じて、80年代以降、日本がいかに東南アジアの研究や紹介をして、どのような議論が展開されたのか、また、日本のパフォーマンス・アートは東南アジアでどのような役割を果たしてきたのかを再検討する。
SEAプロジェクト:http://seaproject.asia/
国立新美術館、森美術館、国際交流基金アジアセンター共同シンポジウム
「日本は東南アジアの現代美術にいかに関わってきたのか?」
登壇者:後小路雅弘(九州大学人文科学研究院哲学部門教授)
古市保子(国際交流基金アジアセンター美術コーディネーター)
霜田誠二(NIPAF:日本国際パフォーマンスアートフェスティバル代表)
2016年2月27日(土)17:00-19:30
国立新美術館 3階講堂
定員:250名(要申込 ※定員に達し次第、受付終了)
※申込など詳細は公式ウェブサイトを参照。
当日プログラム
進行:米田尚輝(国立新美術館研究員)※同時通訳あり
17:00|プロジェクト・イントロダクション/南雄介(国立新美術館副館長)
17:05|プレゼンテーション1:後小路雅弘
17:35|プレゼンテーション2:古市保子
18:05|プレゼンテーション3:霜田誠二
18:35|休憩
18:45|パネルディスカッション&質疑応答
モデレーター/片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
19:25|閉会のごあいさつ/南條史生(森美術館館長)
19:30|終了