特別展示・調査報告「再考《少女と白鳥》 贋作を持つ美術館で贋作について考える」@ 高知県立美術館

2025年9月13日 - 10月19日

高知県および高知県立美術館が、科学分析調査の報告書および証拠資料全体に基づく検討の結果、贋作と判断し、発表した《少女と白鳥》を改めて公開し、購入・収蔵の経緯や実施した科学分析の内容もあわせて紹介することで、さまざまな角度から本作について「再考」する。

菅亮平「The Long Wait」@ 町立久万美術館

2025年9月13日 - 12月7日

2023年能を主題とした制作に取り組み始めた菅は、能舞台の空間性に注目し、とりわけ舞台に描かれる松の絵に着目。本展では、松をめぐる文化史を主題に据え、自然豊かな立地にある同館の環境や久万高原町の歴史と響き合う展示構成となる。

澤田華「ビューのビュー(陳列窓、散歩)」 @ LAG(LIVE ART GALLERY)

2025年9月12日 - 9月27日

生活や制作の中で生じた些細な疑問や引っ掛かりを起点に、写真・映像をはじめとしたさまざまな表現形態を用いて制作を行なう澤田華による個展。日常的に撮影・保存してきた写真や動画、スクリーンショットやメモを素材に、デバイス上で再生・操作する行為そのものを作品化した映像シリーズを展示。

梅田哲也「シアターウォーク/A Walk in Theater」 @ メニコン シアターAoi

2025年9月15日 - 9月20日

愛知県名古屋市のメニコン シアターAoiのある株式会社メニコン本社社屋を舞台に、社員や劇場スタッフが観客を引率し、舞台裏など普段は立ち入れない場所へと誘うツアー型のパフォーマンスを実施。観客は、日常と非日常が交錯する中で、見慣れた景色のずれや一風変わった場面に出合うことになる。

コレクション展「菊畑茂久馬展」 @ 福岡市美術館

2025年9月2日 - 11月3日

菊畑茂久馬没後5周年を記念し、全国の美術館が所蔵する菊畑作品を各館主催の展覧会の中で展示し、その情報を横断的につないで発信するプロジェクト「LINKS-菊畑茂久馬」のひとつ。福岡市美術館が所蔵する《天動説》に至るまでの版画と絵画作品に加え、〈ルーレット〉シリーズを公開する。

上原沙也加「白い季節」@ SugarcaneRoom gallery+cafe

2025年9月4日 - 9月15日

上原沙也加が大学の卒業制作として東京で生活しながら沖縄へと通う中で撮影されたシリーズ〈白い季節〉(2016)を展示。その後〈The Others〉(2016–2021)や、写真集『眠る木』(2022)へと展開する、上原の写真表現の原点とも言える本シリーズは、「消費物として作り上げられたオキナワのイメージ」への「遠さ」を抱えながら撮影された。

新・今日の作家展2025 穿ちの表象 @ 横浜市民ギャラリー

2025年9月13日 - 10月6日

横浜市民ギャラリーが毎年同時代の表現を紹介、考察してきた展覧会企画「新・今日の作家展」。2025年度は、物事の本質や人情の機微に巧みに触れる、という意味を持つ「穿つ」をキーワードに、畑山太志、早川祐太、松原茉莉の作品を紹介する。

美大じゃない大学で美術展をつくる vol.3 SOS 応答と対話で「何か」を探す @ 武蔵大学江古田キャンパス各所

2025年8月30日 - 8月31日

2025年8月30・31日、武蔵大学江古田キャンパスで、小森真樹企画による「SOS 応答と対話で『何か』を探す」を開催。西野正将とふくだぺろによる〈応答〉作品や大学の歴史への〈応答〉を展示。31日には表象文化論学会のパネルとして〈対話〉を行い、ワークショップを通して参加者も制作プロセスに関わる。多様な表現手法で、展覧会づくりそのものを考える機会を提供する。

総合開館30周年記念「ペドロ・コスタ インナーヴィジョンズ」 @ 東京都写真美術館

2025年8月28日 - 12月7日

ポルトガルで暮らすアフリカ系移民の歴史を照らし出した『ホース・マネー』など、ペドロ・コスタ作品において重要なヴェントゥーラらの登場人物や彼らの生きる場所に関わる映像を紹介。あわせて、作中に映し出されるジェイコブ・リースの写真群と所蔵作品も展示する。

(災害ユートピア)「ACACベースキャンプ」「テント映画祭」@ 国際芸術センター青森[ACAC]ほか

国際芸術センター青森[ACAC]と澤隆志との共同企画によるプログラム「(災害ユートピア)」を開催。災害時に生まれる助け合いの共同体に着想を得て、人々にとって可能なコミュニティの在り方を考えるプログラム。1泊2日の避難訓練「ACACベースキャンプ」と、防災拠点での上映や交流イベント「テント映画祭」で、災害時のコミュニティの在り方を探る。

「開館40周年記念 ほぼせんてんてん、」@ 新潟市美術館

2025年8月30日 - 9月28日

昨年10月からの約11カ月にわたる改修工事を経て再開館する新潟市美術館。開館40周年を記念し、所蔵作品・資料約1,000点を一挙に公開する展覧会を開催。

新収蔵作品展/コレクション+ 女性アーティスト、それぞれの世界 @ アーツ前橋

2025年7月19日 - 8月26日

2022年から2024年に新たに収蔵した作品で構成される「新収蔵作品展」と、所蔵する女性アーティストの作品に加え、白井ゆみ枝、津野青嵐が参加する「コレクション+ 女性アーティスト、それぞれの世界」を開催。

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