森田浩彰「タイム / クエイク」@ 青山|目黒

日々の生活に埋もれる事象や現象を掘り起こし、それらを素材として新たな文法で再構成する手法で作品を制作する森田浩彰の個展。2011年3月11日から2024年12月までの13年間に日本で発生したマグニチュード5以上の地震を、1日に圧縮した形で体験できるインスタレーションを発表。

第27回中之島映像劇場「1970年」@ 国立国際美術館

第27回中之島映像劇場は、大阪府吹田市の千里丘陵で日本万国博覧会(大阪万博)が開幕した1970年3月15日の55年後にあたる2025年3月15日に、国立国際美術館とも接点を持つこの出来事を当時発表された映像とともに振り返る。

星空と路 —3がつ11にちをわすれないために—(2025)@ せんだいメディアテーク

3がつ11にちをわすれないためにセンター(略称:わすれン!)の参加者による記録を紹介する毎年恒例の企画。本年のプログラムでは、新型コロナウイルス感染症と能登半島地震のふたつの災禍に触れる関連展示やイベントも開催。

この、原美術館ARCという時間芸術 @ 原美術館ARC

榛名山麓を背に移ろう自然の中にある美術館とその環境を時間芸術と捉えた展覧会。会期序盤の注目は、高度な音響技術を駆使したサウンド・インスタレーションなどの作品で知られるジャネット カーディフの《40声のモテット》。

ヒルマ・アフ・クリント展 @ 東京国立近代美術館

ワシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンら同時代のアーティストに先駆け、抽象絵画を創案した画家として近年再評価が高まるヒルマ・アフ・クリントのアジア初となる大回顧展。すべて初来日となる約140点を出品し、代表的作品群「神殿のための絵画」を中心に構成。

近藤亜樹:我が身をさいて、みた世界は @ 水戸芸術館現代美術ギャラリー

躍動感溢れる筆遣いと力強い色彩の絵画で知られる近藤亜樹の過去最大規模の個展。2022年以降の作品と、本展に向けて制作された50点を越える新作を一挙に展示し、活動初期から問い続ける「生きること」と「描くこと」のつながりについて改めて見つめ直す。

ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ @ アーティゾン美術館

20世紀前半を代表するアーティスト・カップルをめぐり、個々の創作活動を紹介するとともに、両者がそれぞれの制作に及ぼした影響やデュオでの協働制作の試みに目を向け、カップルというパートナーシップの上にいかなる創作の可能性を見出せるかを再考する。

AAC所蔵資料展6《大ガラス東京ヴァージョン》ガラス・スタディ アーカイヴ展 @ 多摩美術大学アートアーカイヴセンターギャラリー

マルセル・デュシャンと交流を重ねた批評家の東野芳明が、アジアで唯一となる《大ガラス》のレプリカ制作への道筋をどのように開き、国際的ネットワークから情報を収集して監修したかの経緯を、豊富な資料によって振り返り、その意義を考察する展覧会を開催。また、レプリカ所蔵機関のキュレーターや研究者らが一堂に会す国際シンポジウムを3月1日に行なう。

総合開館30周年記念「鷹野隆大 カスババ ―この日常を生きのびるために―」@ 東京都写真美術館

総合開館30周年を記念した展覧会第一弾として、同館の重点収蔵作家である鷹野隆大の多彩な作品を紹介する展覧会を開催。セクシュアリティ、日常、影といった主題を軸に、多数の未発表作品も含めた約120点を展示。「都市空間」をキーワードに建築家の西澤徹夫が空間を構成し、自由に回遊しながら鷹野の世界観を体感できる展覧会となる。

特別展「ノー・バウンダリーズ」 @ 国立国際美術館

所蔵作家約20名の現代美術作家の作品を通して、現代社会におけるさまざまな「境界(バウンダリー)」をテーマに、日常や価値観がどのように形成されているのかを可視化するとともに、社会に存在する既存の枠組みを解体し、新たな視座の提示を試みる。

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