注目作家紹介プログラム チャンネル16「松元悠 夢」 @ 兵庫県立美術館


松元悠《こちらを向く足(2023/9/5)》2024年、リトグラフ・BFK紙

 

注目作家紹介プログラム チャンネル16「松元悠 夢」
2025年4月18日(金)-5月25日(日)
兵庫県立美術館 ギャラリー棟1階 アトリエ1
https://www.artm.pref.hyogo.jp/
開館時間:10:00–18:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、5/5は開館)、5/7
展覧会担当:武澤里映(兵庫県立美術館学芸員)
展覧会URL:https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/channel16_matsumoto/

 

兵庫県立美術館では、2010年度より継続してきた「注目作家紹介プログラム チャンネル」の16回目として、松元悠の公立美術館では初の個展となる「夢」を開催する。本展は「瀬戸芸美術館連携」プロジェクトの一環として行なわれる。

松元悠(1993年京都府生まれ)は、実際の事件を取り上げたリトグラフの制作で知られる。作家自らがその事件の当事者にはなりえない「情報の受け手」であることを強調し、事件の現地に赴くほか、法廷画家の仕事で得た情報を自らの身体や想像を通した限りの自画像として描いている。2015年に京都精華大学芸術学部メディア造形学科版画コースを卒業。2018年に京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻版画を修了した。2021年から関西をベースに法廷画家としても活動している。近年の主な展覧会に、個展「サラバ化物(憶測の追跡)」(茨木市立ギャラリー、大阪、2024)、「出来事との距離─描かれたニュース・戦争・日常」(町田市立国際版画美術館、東京、2023)、個展「版画報、道が動く」(越後妻有里山現代美術館 MonET、新潟、2023)、個展「架空の竜にのって海をこえて幻の島へ」(kara-Sギャラリー、京都、2021)、個展「活蟹に蓋」(三菱一号館美術館、東京、2019) など。

「当事者のことを想いながら現場に立った時、私は夢を見ているような気分になる」と松元が語る本展では、事件のリサーチを基に制作してきたこれまでの作品とは一見対極に見える「夢」をキーワードに、新作2点、過去作12点、展覧会のために特別に再構成された付属資料を展示する。

 

関連イベント
アーティスト・トーク
2025年4月19日(土)14:00–15:00 ※開場は30分前から
会場:兵庫県立美術館 レクチャールーム
定員:80名(先着順、無料)

 


 

同時期開催
特別展「パウル・クレー展——創造をめぐる星座」
会期:2025年3月29日(土)-5月25日(日)
会場:兵庫県立美術館
https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2503/

2025コレクション展Ⅰ
「ベスト・オブ・ベスト2025」

会期:2025年4月24日(木)-12月14日(日)
会場:兵庫県立美術館
https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/j_2504/

 

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